■Buenos ロンドンの思い出 -2
その夏イギリスは、ロイヤル・ウェディングで、国民は熱狂していました。
失業にいらだつ若者どもが暴動を起こす一方、社会は王室の慶事に温かい視線を注いでいました。
今回のロンドンに熱狂はありません。だが、その花嫁が死んで10年あまり、息子とその彼女の仲がどうなるか、が話題をさらっています。
時は流れた。
英国王室は2007年末、You TubeにThe Royal Channelを開設した。
ちょうど50年前のクリスマスにエリザベス女王がテレビに出演なさり、今日 の国民はテレビジョンで私に会うことができる、という国民向けに発したメッセージをYou Tubeにそのままアップしています。パンクなことをなさる。
テレビはネットに、アナログはデジタルになりました。
むかしモンティパイソンに、ナカムラという西洋人がアントニオーニ詐称の 罪で捕まる不思議なシーンがありました。
いや、ロッセリーニ詐称だったか、もう記憶があいまいです。
とにかく、ナカムラは、どうでもいいパンクなキャラでした。
今回ぼくがナカムラを名乗ったところ、何度も、シュンスケ!と返されました。
ナカムラは、国際的になっていました。
だが、日本が国際化したわけではありません。
81年のロンドンでは、Walkmanを持ち歩いていました。
日本製品はものすごく便利だと思っていました。
時は流れた。
今は同じ曲を同じ場所でiPodシャッフルで聞いています。ものすごく便利です。
ソニーはアップルに、アナログはデジタルになりました。
(つづく)





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