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2023年5月30日火曜日

パリについて私が知っている二、三の事柄

 パリについて私が知っている二、三の事柄




オックスフォードのついでにパリへ。気がつけば5年ぶり。

前回は燃料値上げに対抗する黄色ベスト運動でデモvs警官が荒れていました。

今回は年金制度に反発してデモvs警官が荒れています。

パリは燃えているぜ

ルーブルもエッフェル塔もピカソ美術館も休んでます。

でも、パリはこんなもん。





大渋滞。ぷぅ。まぬけなクラクション。

ゴミを回収しないのでうず高く、臭い。ぷぅ。

メトロもところどころ止まっている。

そういやマスクは一人もいないな。

パリ、平常運転です。






あちこち休みでも、行くところはうんとある。パリ。

mustで足を運ぶ、目を張る、

オルセー、オランジュリー、ポンピドー、ケ・ブランリー。

東京で、mustで足を運ぶところってどれほどあるかな。






1時間あれば、豊かな田園と文化が開ける。

mustで足を運ぶ、目を張る、

フォンテーヌブロー、バルビゾン、オベールシュルオワーズ。

ベルサイユ、シャンティ、ランブイエ。

東京から1時間で、mustで足を運ぶところってどこかな。






100年代わり映えしないのに、ちょいちょいモン・パリが古びた気がして、

たまにこうしてOSを塗り替えに来るのです。

同じ場所に行き、同じ絵を観る。

元の位置に自分をリセットする。

ワインのテイスターが自分のワキのニオイを嗅いで鼻を元に戻す、みたいな。







must中のmust、パリ市立近代美術館。

デュフィの部屋。

数えられないくらい、来てます。

このメタバースにしばしたたずんで、戻します。自分を。

ここに来なければ、できないこと。




パリ郊外に、ラウル・デュフィなる通りとバス停があると聞き、来てみました。

団地と、イスラム系のひとたちと、クルマ修理工場。

ゴダール「彼女について私が知っている二、三の事柄」みたいな土地。

実にラウル・デュフィではない地域でした。

ちがうやんか ちがうやんか

なんだか、安心しました。





同じものを食べ、同じニオイを嗅いで、OSを塗り替える。

ロニョン(腎臓)、豚足、ロニョン(腎臓)、レバー、ロニョン(腎臓)、タルタル。

あぁ体臭が一気にケモノになるぞ。

パリ、平常運転。






トワイエ5年もたてば変わるさ。

焼けたノートルダムは工事中。

24年春に再開と意気込みます。

パリでそんなうまいこと行くかいな

と思うけど、そこは五輪ありますし

威信かけてやりきるのかもね。





昔つかまらなかったタクシーは空車が流れていて、

助手席にイヌ乗せてる運転手も見当たらず、

Uberも快調に使えます。メトロ休んでも大丈夫。

EVがあちこち充実していて、自転車レーンも完備、

チャリや電動スクーターが激増しています。パリがエコとはねぇ。



コンビニはないけれど、モノプリやカルフールのミニ版スーパーがあちこちにできていて、

肉チーズ野菜果物ワインとても豊富、

とても便利になりました。

肉屋パン屋八百屋ワイン屋も日曜に店を開けるようになっていて、

とても便利になりました。

パリで便利を感じるとはねぇ。





ポンヌフのアールデコ百貨店サマリテーヌ。

閉店・廃墟になり、レオス・カラックスが「ホーリー・モーターズ」の舞台にしたくらいで、

もうダメかと思っていたが、LVMHが手を入れて16年ぶり復活。

パリの底力。





あ、一瞬、業務報告。

世界最大のインキュベーション施設、StationF

愛知県大村知事の主導で名古屋に作るStationAiの本家です。

めちゃ広い食堂 がウリなので見に来ましたが、正直、これならニッポンが勝てます。





宿のそばにユネスコがあって、

これも久しぶりにのぞいてみたのですが、

森のほうに行けばOECDもあるし、

こういう国際機関がぽちぽちあるのもパリのすごみ、

日本が真似できないところですな。







パリが日本を観る眼、も毎度の観察点です。

ケ・ブランリー美術館のキモノ展は観たことのない京都の高級生地と色彩。

なぜこれをパリで観ているのか。

ギメ美術館の広重展は観たことのない東京の景色。

なぜこれをパリで観ているのか。

ありがとう。





お世話になっている京都のハカマ屋さんの品も出展されていました。

京都やなくて、パリでお目にかかるとは。

まぁええんか 姉妹都市やし。




フォーブル・サントノレの
とらやは開店40年を過ぎてすっかり根を張り、

レアルの証券取引所は安藤忠雄さんが改装して現代アート美術館になりました。

溶け込んでいます。





新装サマリテーヌの前には巨大な水玉のおねえさまが立ちはだかり、でも説明不要。

世界最古の百貨店ボンマルシェにはチームラボがお絵かき水族館を作っている。

溶け込んでいます。

パリは萌えているぜ





かつてパリの書店でマンガコーナーにYAOIという棚ができたことに驚きました。

マンガはすっかりフランスのものになりました。

今回、Shonenという区分がありました。

あ、Shonenが国際語になる?

Shonen Knifeの意味を世界はようやく知るようになるのかな!








「彼女について私が知っている二、三の事柄」

ゴダールのいう彼女とは、パリのこと。

知っている彼女は、老女のように不変で、少女のようにめまぐるしい。

近いウチまたOSを塗り替えに まいります。

2023年5月27日土曜日

クールジャパン:防災

 ■クールジャパン:防災





NHKクールジャパン「防災」の巻。

311は東京のオフィスで会議中でした。

コレは大きい、と感じて机の下に入ったんですが、数分揺れたとされる時間がとてもとても長い間揺れていた気がしました。

すぐにテレビやネットの情報に釘付けになって、津波の映像をリアルタイムで見続けて、強いショックを受けました。

日本はそんな災害の教訓に学んだり対策を重ねたりしています。


「防災グッズ」

防災グッズの多くは東日本大震災の16年前に起きた、阪神淡路大震災を教訓にして生まれたもの。

災害時には何があって何がないのか、何が一番必要か、学んだんです。

そして、人に頼らない。自分で災害に備えて、まわりに迷惑をかけないで数日を過ごせるようにしておく。

そういう日本人の気質、心持ちが、防災意識とグッズの両方を進化させてきたんだと思います。


「道路復旧・啓開」

阪神淡路大震災で防災グッズや非常食が進化したんですが、道路を開く「啓開」という仕組みもあの地震でできたんです。

役所だけじゃなく、全国1700の建設会社が参加して道路を守っているというのはすさまじいシステム。

日本は地震も津波も台風もある災害大国ですけど、災害対策の先進国でもあります。

それも、官民みんなが参加して作り上げている仕組み。

世界の手本となる災害対策モデルを確立して、世界の役に立つようになりたいですね。


「災害訓練・教育」

災害は必ず来る。いつか来る。

その時、自分の身は自分で守る。

それを踏まえて、子どもも大人も参加して、まちぐるみで教育している。

防災は深刻で重いことですが、それを楽しんでいることが大事ですね。

東日本大震災の被災地では、津波対策で山の上まで駆け上るスポーツを作っているところもありますし、そうしてみんなで楽しんで防災に取り組むことがポイントです。