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2022年9月26日月曜日

デジタルサイネージジャパン2022

デジタルサイネージジャパン2022

デジタルサイネージジャパン2022@幕張。

実行委員長として開会挨拶。

「おかえりなさい。戻ってきました。リアルが。

2年半の巣ごもりの間、世間のDXが一気に進んで、街メディア、デジタルサイネージも一皮むけます。

バーチャルとリアルの新しい関係を築きます。」

https://www.dsignage-expo.jp/



10年前の311で節電要請がありサイネージは辛い目にあったが、すぐに安全・安心の公益情報を共有するメディアとして認知されました。

アフターコロナもハイブリッドの世界で新たな役割が認識されるでしょう。

それをリアルとオンラインの、ハイブリッドでご覧ください。」




アワードもリアル復活。

審査委員長として挨拶。

「コロナでデジタルが主役になった。

しかし巣ごもり、お外のサイネージにとっては試練でした。

コロナ後、密は戻るけど、元の姿ではない。

デジタルとリアルのハイブリッド。

つまり、改めてデジタルサイネージの時代です。」




「欧州の戦争は史上初めてデジタルが主戦場になった戦争でもある。

サイバー攻撃、フェイクニュース、デジタル金融制裁。

デジタル産業のわれわれにとっても無縁ではない。

デジタルを使って、平和で楽しい社会を築くことができるよう、貢献したい。

このアワードで未来を共有できればと願います。」




アワードグランプリ「新宿東口の猫/GIANT 3D CAT」。

ぼく「アフターコロナはネコの時代」という本を書きました。

コロナでおうちのネコが大きい顔をしているから。

でもおそともネコなんですよね。

このランドマークがインバウンドを引きつけるスポットになりますよう。

https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2022-shinjukucat19





アワードでは他に11の優秀賞が選ばれました。

NTTの東京五輪サイネージ、東京ドームの巨大ビジョン、LIVE BOARD(電通+ドコモ)の飲食店OOH、羽田空港のロボット+スクリーンなど、コロナで進化したサイネージのかずかずがみられます。

チェックください。

https://digital-signage.jp/openevent/award/2022winner/




展示を数点拾ってみましょう。

ニューフォリア。

画面前にいる人の視線を読み取って表示を変えるシステムや、タッチしなくても指で操作できるディスプレイ。

接触を避けるコロナの落し子、かな。




顔認識もたくさんありました。

これもディスプレイに対するインプットのテクノロジー。

マスクでも正確に把握するよう精度も向上したそうで。

これもコロナの落し子、かな。

・・けどぼく5歳若いよ




気になったのは壁美人という商品の展示。

家の壁(石膏ボード)にホチキスで重いものを吊るす超アナログ技術。

大型ディスプレイもホチキスで、という展示なんですがね。

ギターとか自転車とか吊るせるんですよ。ウチで買おうっと。

イノベーションですなぁ。




併催のInterop

外資の展示が目立ち、日本の大手がまだコロナで出足が鈍い中、わが古巣・総務省の血を引く情報通信機構NICTが今年も気を張っています。エラい。

DX人材育成に注力するプレゼンをしていました。

一緒にやりましょう。




お仕事は?今日の目的は?

たくさん声をかけられました。

もう何年もそんなことなかったけどなー。主催者だしー。

コロナで展示の顔ぶれも世代も塗り替わったってことでしょう。

一皮むけたと思いなせえ。

ではまた来年。

2022年9月19日月曜日

DXDX言う前に、FAXなくせば?

■DXDX言う前に、FAXなくせば?


デジタル立国ジャパン・フォーラム@日経ホール。

地域のDX人材育成の巻。

登壇しました。

経産省 武尾伸隆さん、SIGNATE斉藤秀さん、富士通江尻昌紀さん、デロイトトーマツ森修一さんと。

コメント数点。


IPAによれば、IT人材の不足は20年解消されず、ユーザ企業で4割が不足している。

一方、IT企業からユーザ企業への転職は増加している。

産業界の危機感の現れ。よい傾向ではないか。






DX人材育成のため開学したiUだが、従来型の座学ではムリで、企業とともに作っている。

教員の8割が産業界出身で、客員教員500人、IT業界など連携企業400社。

知識より実践が大事なので、全員インターン、全員起業で学ぶ。

これは小さいモデル。こうした動きを多くの学校と連携して広げたい。






総務省の資料では、海外に比べIT利用が遅れているのが4部門。

行政、医療、学校、経営。 

役人と医者と先生と社長が問題。

地方のボトムの問題というより、トップの問題。トップを変えないと無理。

役所と病院と学校と、社長にDを使わせることから。


デジタル分野の産官学では、学が問題。日本は産学の距離が遠い。

これまで日本のプラットフォーム機能は霞が関が担ってきた。

政府が音頭を取って企業を集めて誘導するスタイルだった。

その時代は終わった。

学が担うべき部分は大きい。全国の学を動かしたい。


とはいえ。デジタル庁にがんばってもらいたい。

発足1年で、デジタル監が交代するなど、いろいろ課題もあるようだが、ようやく始まったばかり。

縦割りの役所の壁を破って、民間から人を募って、30年の敗戦からの復興を担う。大変なこと。

政官、産学に横串をさす役割。応援したい。






京丹後市とiUの連携は、大学がいわばコンサルとなり、関連企業とも連携して、自治体DXを進めるのと、市内の高校生の育成を推進すること。地域の産官学連携。

同様の枠組みができないかという相談を他の自治体からも受けている。

こうした取組を、多くの地域の大学と連携して進められれば。


でもね。

山口県の村が4630万円を誤送金した。やりとりがフロッピーで、日常的に使われているという。

それが彼らの「デジタル」なのね。役所と銀行。地域のトップである。

DXDX言うけど、その前に、ネットを普通に使おうよ。

FAXなくす、テレワーク導入する。

そういう簡単なことから行こうよ。

2022年9月12日月曜日

よしもとのメタバースでっせ〜

■よしもとのメタバースでっせ〜


吉本興業がメタバース、タレントアバター事業をスタートさせます。

370万人の会員を要する吉本興業のプラットフォームFANYをベースとする新事業です。

渋谷ホールでの「FANY X」発表会に参加しました。



梁弘一代表が説明。

吉本興業110周年記念「伝説の一日」はFANYチケットが10万枚売れたそうです。

新技術でさらなる展開。

地方創生の衛星放送局BSよしもとも立ち上げたばかり。

新機軸矢継ぎ早で、「今日来てるスタッフの半分は理解してない」と司会の田村淳さん。




メタバース事業としては、

・メタバース空間上に芸人アバターを派遣

・エンタメ・イベントを企画・制作

・自治体ニーズに合わせたメタ開発

などを行う。自社の強みを活かし、自治体と連携していく。




事業の皮切りは、兵庫県養父市のメタバース作り。

天滝、ハチ高原という観光資源やゆるキャラ、鉱山体験などを投入します。

広瀬市長「デジタル住民票を持つひとを100万人に。」

実需があります。




タレントアバター事業。

POCKET RD社のAVATARIUMというシステムで、既に芸人70体が造られているとか。

アバター芸人があちこちで活躍しそう。

アバター芸人のマネジメントもアリですね。

かまいたち山内さん「カネの動きがまだつかめんぞ」

カネの話はあと、というのが吉本流かと。




ななななー ななななー

ジョイマンの漫才をかまいたちアバターが演じました。

高木さんの動きは、アバターならできる。

新しい笑いが生まれる予感がします。




見取り図のVR漫才。

VR操作に苦労してたけど、二人が異空間で新しい芸を作る兆しが見えました。

見取り図の盛山さん「仮想NGKでオール巨人師匠の後ろを横切って歩きたい」 

現実にはできないことをする。

それですよね。

日本のメタバース、賑やかになりそうです。

2022年9月5日月曜日

3年ぶり、山鉾巡行

 ■3年ぶり、山鉾巡行



869(貞観11)年から1150年続く祇園祭。

疫病退散を祈って始まったが、コロナという疫病のため山鉾巡行を2年休み。

3年ぶりに晴れやかに戻りました。

おかえりやす。

前祭の巡行から後祭の巡行まで続きます。

エンヤラヤー




山鉾は動く美術館 と呼ばれます。

気になる美術品、見ていきましょ。

岩戸山。

屋根裏の金地著彩草花図。

明治の四条派日本画家、今尾景年作。

ウチの掛け軸も景年さんのもんでしてな。




先頭を行く長刀鉾と放下鉾。

千年の歴史で中断したんは、応仁の乱と太平洋戦争。

明治にコレラで3回延期したけど、中止はしたはりません。

深刻やったでしょう、ようふんばりました。

コロナで2回休み。世間の圧力が強なってるんですかね。

史上どう評価されますかね。




函谷鉾。

16世紀のベルギー産タペストリー(重要文化財)

やら目立つもん多いんですけど、

これもやはり軒裏の鶏鴉図。

今尾景年作です。




占出山と しんがりの船鉾。

町ごとに山鉾があって、町ごとの自治組織が繰り出す。

神事というより、町衆の祭り。

参加型ですがな。

お上がどうあれ政治がどうあれ千年続いてきたんは、

民のサステナブルパワーどす。




月鉾。

一番重い。

屋根裏の金地彩色草花。

円山応挙。京都画壇の祖。

前懸、胴懸はインドやトルコの絨毯。




綾傘鉾と四条傘鉾。

宵山も巡行も動けへん人いきれ。

中村登監督「古都」も昭和の賑わう祭を描いてました。

ぼくが学生のころも祭り中このへんの喫茶店は時給3倍でした。

でも来年、落ち着いたらインバウンドさん戻ってきます。

こないして見られるん、最後かもしれんで。




孟宗山。

白地墨画竹林図。

竹内栖鳳。京都画壇の代表。

砂漠らくだ行。

平山郁夫。





霰天神山と山伏山。

テレビで何チャンネルもライブ中継してました。

けど伝えられないのは、音。

コンチキチンやエンヤラヤー。

だけでない、重たい山鉾の木車や縄が奏でるギシギシ。

運ぶ男衆の怒鳴り声。

アブラゼミもじゃあじゃあ騒がしおす。

汗みずく、リアルのライブだけの特典。




芦刈山。

獅子の凝視。

山口華楊。京都の日本画家。

胴懸の燕子花図は

尾形光琳原画。呉服屋の次男坊。





郭巨山と月鉾。

前懸、胴懸、見送。

山鉾を飾る品々は、ペルシャや中国、インドにトルコ、

京都が先端国際都市であり続けたことを誇示します。

けど明治以降、竹内栖鳳、山口華楊、今尾景年ら京都の画家のものも目立ちます。

クールジャパン。

いずれピカチュウやけいおん!

任天堂や京アニが登場しはるかもね。





蟷螂山。

ウチの町内の鉾がこれですねん。

友禅の上に乗ったカマキリが動きます。唯一の「からくり」です。

テクノロジーを見せたかったんですな。

Art & Tech.

この先導する上下衆、くじ外れて入れませんでした。

来年は狙うど!





菊水鉾。

祇園祭が始まったころ、都は全国66の駅使から馬で情報を得ていたそうです。

平安も情報社会やったんですな。

千年ごしのこのイベントの意味を世界に向けてうまいこと発信したいもんです。




ファッションにもご注目を。

上下の旦那衆に稚児さん。

年配の御婦人方が自然にまとうて道を往くとりどりの絽も美術工芸品。

よろしおすなぁ。





さて。

後祭の山鉾巡行は御池通から動きます。

役行者山、黒主山、しんがりは大船鉾。




今年のスターは鷹山。

応仁の乱以前より巡行してたんが、文政9年の大風雨で大破、それが196年ぶりに復帰です。

宵々山、宵山と三条新町にコンコンチキチンが鳴り響き、巡行では一番の人だかりでした。




北観音山。

1718世紀のインド絨毯、19世紀のペルシャ絨毯、そしてトルキスタン絨毯なんですと。




南観音山。

下水引は加山又造の「飛天奏楽」、見送も加山又造「龍王渡海図」。




鯉山。

16世紀のベルギー毛綴を裁断したもので、重要文化財。

左甚五郎作の大きな鯉もいてます。





八幡山。

朱塗鳥居の上に、小さいですけど、左甚五郎作の木彫胡粉彩色の鳩がいてます。

ウチの近所、六角新町界隈の玄関には、その鳩2羽が下がったはります。




浄妙山。

胴懸には長谷川等伯「柳橋水車図」。

後懸は長谷川等伯「楓図」。




役行者山と鈴鹿山。

男衆のエンヤラヤーもコンコンチキチンもよろしいが、宵山に女の子たちが御神体のそばで歌てくれる「おまもりは これよりでます」わらべうたも耳によろし。






後祭(あとまつり)が済んで、まつりのあと。

 もう帰ろう、もう帰ってしまおう。

拓郎はそう歌たけど、近所なんで、そうでものうて、

 もう笑おう、もう笑ってしまおう。

のほうが合うてるかな。







祇園祭のあいだは、界隈の旧家がこないしてお宝を道から見えるようにしててくれはる。

動かへん美術館でもあります。

町ぜんたいが美術品を持ってて、年に一回ちょろっと出さはる。

都でんな。

おおきに、ありがとうございました。

また来年。何があってもやっとくれやっしゃ。