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2015年9月28日月曜日

デジタル教育、総務省・文科省との論議

■デジタル教育、総務省・文科省との論議

 デジタル教科書教材協議会DiTTシンポ@慶應。
 DiTT提言2015「教育情報化推進法の制定を」を発表しました。デジタル教科書正規化、1人1台端末、無線LAN整備、クラウド教育、ソーシャルメディア利用、ビッグデータ活用を総合推進する法律を策定しましょう。

 これを踏まえ、総務省南政策統括官、文科省豊嶋情報教育課長に登壇いただき、考えを聞きました。

 総務省南さんは学校でのICT利用が日本は諸外国に大きな遅れを取っていることを紹介。学校でPC利用した学習に取り組む割合は、OECD平均37%、日本4%。学校外で宿題をする割合は平均67%、日本8%。すさまじい遅れです。

 小中学校のPC整備率は米3.1人に1台、シンガポール4.0人、韓国4.7人、対して日本は6.5人。大きく遅れています。1人1台への道のりは険しい。

 総務省南さんは、BYOD、クラウド教育、SNS教育利用、プラットフォーム、教材標準化・オープン化まで明解に踏み込んで話してくれました。1人1台・デジタル教科書を大きく超える政策論。早くそちらに進みましょう。

 文科省豊嶋さんから、タブレット端末導入に取り組んでいる自治体は158との報告。1700自治体の1割弱です。進んではきたけど、まだまだ。

 豊嶋さん「タブレット導入はイヤだという自治体はない。手が回っていないだけ。」そうなんですね。自治体に手当された地方交付税を使って導入を促しましょう。

 総務省南さん「いずれBYODは進む。学校や自治体が統一機種を導入する状況から、家庭や先生が選べる状況へ。」

 機種選定で悩む自治体もありますが、それを過渡期の姿にするということですね。まずは自治体にがんばってもらいつつ、その先のBYODを見据えて、クラウド化や標準化などの政策を組み立てておくと。

 また、ビッグデータの教育利用は、総務省だけでなく文科省も検討するとのことです。すばらしい。早くもカベを取っ払ってくださいますか。

 このように真剣に進めてくれている関係者と議論をしていて感じるのは、教育情報化の最大のネックはもはやデバイスや教科書ではなく、ネットワークとセキュリティであるということ。いよいよここに政策資源と民間投資を集中投入する必要があります。産官学をあげて取り組みたく。

 ところで、1人1台などの教育情報化策を唱えると、必ず(批判じゃなくて)悪口がネットで飛んでくるんですが、そのかたがたって教育をどうしたいんですかね。オモテで議論ができればいいんですが、そうはならない。なんとなくイヤ、という空気が、最後の、しかも最大のカベと感じています。

2015年9月24日木曜日

夏のリヴィエラ、男ってやつは。

■夏のリヴィエラ、男ってやつは。


 夏のリヴィエラ日記。仏ニースからモナコ、そして伊リグリア州のジェノバ、ポルトフィーノ、チンクエテッレ、ラ・スペツィアに至る一帯。まぶしい。
 

ジェノバはコロンブスを生み、安岡力也を生んだ。
原住民を大虐殺したとされるコロンブスは像が立っている。
安岡さんの像は見当たらない。
 






ポルトヴェーネレ。
切り立つ崖。朱色、黄色、ベージュ、空。できそこないのペンシルピルが寄り添って。上品。
 


ぬける青、沈む青。白、淡い、緑、むらさき。海は青緑、山はこっちは緑、むこうは紺。青ほど多彩な色はない。立ちはだかる要塞。
 




チンクエテッレの村、リオマッジョーレ。
ナポリ、カプリ、アマルフィ、ポジターノを彷彿。
 



チンクエテッレの村、マナローラ。
陸路なき1000年を、よく生き抜いたと思う。
 



モンテロッソ・アル・マーレ。
むかしから、こうしていたんだろうね。
 



野村不動産PROUDのCM、ポルトフィーノ。
 





 いるだけで、幸せになれます。
 





サンタ・マルゲリータ・リグレ。
近いうちに、また来ますね。きっと。
 



ジェノバで、ジェノベーゼ。ボローニャでボロネーゼ、に次ぐ宿題。ナポリでナポリタン、はまだ果たしていない。





ジェノベーゼ・ラザニア。
これは日本で見かけたことがない。

2015年9月21日月曜日

知財計画:ネットとアーカイブの政策は


■知財計画:ネットとアーカイブの政策は

知財計画2015。
コンテンツの最重点施策は海外展開ですが、国内施策として挙げられたのは「テジタル・ネットワークの発達に対応した法制度等の基盤整備」と「アーカイブの利活用促進に向けた整備の加速化」です。

「デジタル・ネットワークの発達に対応した法制度等の基盤整備」には、以下の施策が並びます。
・権利処理の円滑化に向けた集中管理の促進)
・持続的なコンテンツ再生産につなげるための環境整備
・新しい産業の創出環境の形成に向けた制度等の検討
・教育の情報化の推進
・公共データのオープン化・二次利用の促進

座長としてはどれも重要なのですが、個人として特に注目する点は2つ。

まず「新しい産業の創出環境の形成に向けた制度等の検討」として、下記が示されました。
  インターネット時代の新規ビジネスの創出、人工知能や3Dプリンティングの出現などの技術的・社会的変化やニーズを踏まえ、知財の権利保護と活用促進のバランスや国際的な動向を考慮しつつ、柔軟性の高い権利制限規定や円滑なライセンシング体制など新しい時代に対応した制度等の在り方について検討する。(短期・中期)  (内閣官房、文部科学省、関係府省)

角川歴彦さんのイニシアティブでぼくらが関わって、未来の知財問題を考える「IP2.0」という議論を続けていたものを、政府が正規に認知したのです。IoT、ウェアラブル、インテリジェントに代表される「スマート後」の潮流をとらえ、新しい枠組みの政策論が必要だということ。
ぼくが知財本部の座長を務めるようになった5年前には、コンテンツの範囲を広げることに力を入れました。エンタテイメント産業に絞られたコンテンツ政策を、「みんなのコンテンツ」に広げるということです。

個人の作るコンテンツ、UGCもあれば、教育・医療・行政など非ビジネスのパブリックなコンテンツもあります。行政の対象としては、エンタメという産業以上に、パブリックや個人を対象とする基盤整備がより重要であり、その重要性がスマート化でますます高まってきました。ここ数年、教育情報化やオープンデータなどにも知財計画の対象が広がってきたのはその結果です。
それがまたしても広がります。ネットで生み出す「モノ」もコンテンツとなり、AIが生み出す情報もコンテンツとなります。その時代の政策テーマは何か。まだ答えはありませんが、そこに踏み込む態勢を整える政府の姿勢が表れたということです。


もう一点は「教育の情報化の推進」。今年は以下の記述となりました。
  デジタル化した教材の円滑な利活用やオンデマンド講座等のインターネットを活用した教育における著作権制度上の課題について検討し、必要な措置を講ずる。(短期・中期) (文部科学省)
  デジタル教科書・教材の位置付け及びこれらに関連する教科書検定制度の在り方について、2016 年度までに導入に向けた検討を行い結論を得て、必要な措置を講ずる。当該検討を踏まえつつ、関連する著作権制度等の在り方についても併せて検討を行い、速やかに結論を得る。(短期・中期) (文部科学省)
  教育現場において ICT を利用するに当たり、学校間、学校・家庭が連携した新たな学びを推進するための指導方法の開発、端末やシステムの設置にかかるコスト、教材・学習履歴の保存・保護・活用の在り方等の課題の解決に資するため、クラウド技術等を活用した実証実験を引き続き実施する。(短期・中期) (文部科学省、総務省)


文科省がようやくデジタル教科書を正規化する検討会を始めたこともあり、より踏み込んだ施策となっています。著作権の課題と、学校教育法・検定制度の課題、そしてクラウド等の新テーマをそれぞれ解決するというもの。力強く対応願います。


「アーカイブの利活用促進に向けた整備の加速化」は以下の項目。

<<アーカイブ間の連携・横断の促進>>
・統合ポータルの構築
・関係省庁等連絡会及び実務者協議会(仮称)の設置
・分野ごとのアグリゲーターによる取組

<<アーカイブ利活用に資する基盤整備>>
・アーカイブの構築と利活用の促進のための著作権制度の整備
・利用に係る著作権者の意思表示
・目的に応じたポータル構築環境の整備
・アーカイブ関連人財の育成
・地方におけるデジタルアーカイブ構築支援

 このうち、ぼくが注目するのは、分野ごとのアグリゲーターによる取組として以下が明記されたことです。
  書籍等分野については国立国会図書館、放送コンテンツについては放送番組センター(日本放送協会(NHK)と民放局両方のコンテンツを取り扱う)及びNHK(NHK のコンテンツを取り扱う)、映画、ゲーム、アニメなどのメディア芸術分野や文化財については中核的なアーカイブ拠点がないため当面の間文化庁において、収集対象の選定やメタデータ形式の標準化などのアーカイブ構築の方針の策定等、分野内のアーカイブ機関における収蔵資料のデジタル化への協力、メタデータの集約化を行う。(短期・中期) (国立国会図書館、文部科学省、総務省)

 書籍、放送、映画、ゲーム、アニメの担当責任を明らかにしたものです。こういう文書は委員や事務局が勝手に書けるわけではありません。とりまとめるには、関係省庁及び関係機関との間で調整・説得があり、了解が得られたもののみが政府の公式文書となります。
 その背後には大変な作業があります。例えば書籍等は国立国会図書館、とありますが、国会図書館は立法府に属するものであり、行政府が勝手にあれこれ言えるものではありません。でもここに書かれているということは、政府と国会との間での調整がなされたということです。
 政府関係部局及び関係機関の努力を多としつつ、実行を促したく存じます。

2015年9月17日木曜日

ジェノバあたりのサイネージ日記

■ジェノバあたりのサイネージ日記 
デジタルサイネージ日記。ミラノ駅。数年前にはサイネージはホーム脇にしかなかった。ずいぶんデジタル化しました。
 

ミラノのメトロ。
日本風のサイネージです。
 




ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世通り。
こういうのもなかったが、 




ずいぶんイタリアっぽいサイネージが展開されるようになった。
 






最近やっときれいに掃除されたドゥオモ。
その脇にもドーンと。
 




ACミランの公式店。
サイネージがお迎え。
 









こっちのアナログのほうがインパクトありでしたが。  

 




ジェノバにて。タバコ自販機サイネージ。自販機サイネージはJRにしか置いてないと思ったが。いや、タバコものは日本にもないな。


うむぅ、このタイプのもあるのか。
日本にはコーヒー自販機で見かけるタイプですね。
あなどれないぞ、ジェノバ。

 








ジェノバのメトロ、中吊り広告などなく、車内にあるのはコレだけ。
あなどれないぞ、ジェノバ。
 



 ジェノバ「海の博物館」。
ヘルシンキ「郵便博物館」にあったのと同じ、画面に人が登場して解説するシステム。
ここはデジタル満載でした。
 






海の博物館、「移民の記憶」コーナー。ここからおびただしい数のかたがたが海を渡った、イタリアの哀しい歴史をデジタル表現。屈託のないイタリア人は、それをどう消化してるんだろう。
 


この港からマルコはブエノスアイレスへ、母をたずねて三千里に出かけたんです。涙滂沱たり。
 



古地図データベースシステム。ジェノバ、らしい。こういう、らしいシステムを持ちたい。竹芝も。
 




ポルトフィーノ近く、サンタ・マルゲリータ・リグレ。タバコ自販機サイネージをここでも見つけた。タバコ自販機はほぼこのタイプか。
 


サンタ・マルゲリータ・リグレ、サンドイッチ自販機もサイネージあり。イタリアは田舎でも自販機デジタル化が進んでいる。
 


サンタ・マルゲリータ・リグレ、さびれたカフェのゲーム機もデジタル。機械リプレースにデジタルが容赦なく刺さっているのね。

2015年9月14日月曜日

知財計画:コンテンツ海外展開策が揃いました

■知財計画:コンテンツ海外展開策が揃いました

知財計画2015が決定しました。重点3本柱と重点8施策からなります。
重点3本柱は、
 第1. 地方における知財活用の推進
 第2. 知財紛争処理システムの活性化
 第3. コンテンツ及び周辺産業との一体的な海外展開の推進。
コンテンツでは海外展開を他産業との連携で進めることが最重要とされました。

重点8施策は、
 1.世界最速・最高品質の審査体制の実現
 2.新たな職務発明制度の導入と営業秘密保護の強化
 3.国際標準化・認証への取組
 4.産学官連携機能の強化
 5.テジタル・ネットワークの発達に対応した法制度等の基盤整備
 6.アーカイブの利活用促進に向けた整備の加速化
 7.国際的な知的財産の保護及び協力の推進
 8.知財人財の戦略的な育成・活用。
5.以降が主にコンテンツ分野の施策になります。

さて、ポイントをチェックしましょう。
まず、柱の1つ、コンテンツの海外展開について。
政府の施策は厚みを帯びてきました。映像コンテンツ権利処理機構(aRma)や放送コンテンツ海外展開促進機構(BEAJ)の設立、クールジャパン機構やJ-LOP事業による支援などです。産業界の姿勢も活発になりました。しかし、成果はまだこれから。
政府が期待する映像系の海外売上は1.4兆円、コンテンツ市場12兆円の1割にすぎず、その97%がゲーム。映画もテレビもふるいません。

そこで政府の考えは3つ。
 1 海外市場で受け入れられるコンテンツの制作・確保
 2 海外市場への継続的な展開による日本コンテンツの浸透
 3 コンテンツ間や関連産業・地域との連携による相乗効果の確保
作って、広げて、ヨコ展開。
そうですね。
ただ、肝心なことは、じゃあどうするか。
施策メニューを挙げておきます。

<<海外市場で受け入れられるコンテンツの制作・確保>>
・現地ニーズに即したコンテンツの制作
・既存コンテンツの現地化支援
・国際映画共同製作の促進
・権利処理の一層の迅速化、効率化
・制度的課題の検討

<<海外市場への継続的な展開>>
・海外でのプロモーション支援
・市場性が低い国における日本コンテンツの露出
・海外展開支援のコンサルティング機能強化及び商談機会の提供
・国際的なコンテンツ人財の育成・活用
・海外の日本ファンとの連携
・海外市場調査の実施

<<コンテンツと関連産業との連携>>
・多様な分野との連携促進
・地域との連携

<<各段階に共通的な課題への対応>>
・文化交流の双方向性確保
・コンテンツ海外展開施策の普及啓発
・コンテンツ海外展開の経済効果の把握方法の検討
・正規版コンテンツの海外展開に係る模倣品・海賊版対策


これら施策は、同じ週にとりまとめられたクールジャパン戦略推進会議の報告と合わせて実行される見込みです。
政府は手厚い施策を掲げています。その成果が現れるか。ボールは民間・産業界に投げられたと言えましょう。

2015年9月10日木曜日

ミラノ万博のサイネージメモ。

■ミラノ万博のサイネージメモ。


  デジタルサイネージ万博となっていたミラノ万博メモ。会場入口。サムソンとあるのが世界では当たり前の光景になってます。
 




おもてなしタッチパネルサイネージ。
当たり前のように、あちこちにあります。
五輪に向け東京はこういうのをどの程度配備しますか。
 






10年前の愛・地球博では、サイネージの記憶はありません。ここ10年で爆発的に普及したメディアです。
 



店舗まるごとスクリーン。
こういうのにも驚かなくなりました。






特に、中東諸国のパビリオンがサイネージでのお出迎えに力を入れていました。カタール館。



 


これは、イラン館。







イスラエルの巨大なおもてなし。
 







フランス館。
ぶどうとディスプレイのアナデジの妙に、思わず館内へ吸い込まれてしまいました。
 


フランス、大小のディスプレイを空間に散りばめたデジタル展示。立体をうまく使うなぁ。
 



アナログの造形と、デジタルの表示が、自然に溶け合い立体を構成。さすがです。
 






さほどおカネかけなくたって、これでいいんだよね、と思わせる。日本館のかたも見に行くといいと思います。

2015年9月7日月曜日

知財本部会合、官邸にて。

■知財本部会合、官邸にて。 

 知財本部会議@首相官邸、雨。
 全閣僚出席のもと知財計画2015を決定しました。
「コンテンツ及ひ周辺産業との一体的な海外展開の推進」が柱です。
 デジタル・ネットワークの発達に対応した法制度等の基盤整備、アーカイブの利活用促進に向けた整備の加速化も重点項目に加えられました。

 ぼくは座長として発言しました。
「東京五輪で海外の注目が集まることはチャンスだが、成果はこれから。省庁の縦割り構造を乗り越えて、コンテンツに食、ファッション、観光等を連携した総合戦略が求められる。」

 山口担当大臣から、コンテンツの海外展開が最重要課題であり、クールジャパン戦略推進会議がとりまとめた戦略とも連動する旨を表明。下村文科大臣、宮沢経産大臣からも同趣旨の発言がありました。

 高市総務大臣。放送コンテンツと他産業連携での海外展開に力を入れる。加えて、IoTの国際標準獲得に向け取り組む。
 →おっ、IoTに踏み込みましたね。今回、知財計画でもIoTに言及したのですが、これが国の政策としてどう反映されるか、要注目です。

 続いて、民間委員発言。
 竹宮恵子さん:権利を守りたい人もオープンにしたい人もいる。アーカイブ推進に当たり、著作者の意見が死後も残せる仕組みがほしい。

 ドワンゴ川上量生さん:知財訴訟のグローバル化にどう対応するか。企業は戦おうとしない。それでは戦えない。普通に訴訟を起こすようにすべき。企業が年間1件、訴訟するよう政府が補助金を出すのがよい。
 →言いましたねぇ。官邸爆笑。本人本気。

 松竹迫本さん:世界をうならせる民間のヤマ気が大事。国に助成を求めずマーケットメカニズムを軸にすべき。寄付・出資をしやすくする税制措置など基盤を整えるのが大切。
 →いつもながら、同意します。

 三菱ケミカル小林喜光社長:リアルとサイバーの融合、アトムとビットの複合構造が主戦場となる。IoT、AI,ビッグデータの攻めの施策が最重要課題。
 →そのとおりです。小林さんからこの意見が出るとは。ぼくが言わなきゃいけない意見でした。

 最後に安倍総理発言:コンテンツと周辺産業を連携させるため、官民連携プラットフォームを創設する。
 →スグやりましょう。CiPはじめ受け皿の準備に汗をかきます。よろしく!


 今年は着物をウラオモテさかさまに着る失敗はしませんでした。

 官邸を出ようとしたら、雨の中、若い外人女性と警備の兄さんらが入れろ入れない押し問答してました。女性は、ちょっと庭を見るだけなのに!とブ~たれてます。
 割って入って聞くと、どうやら官邸と皇居を取り違えておられる。おねえさん、ここは日本で一番セキュリティきつい場所だから無理だよ、と説明しつつ、ドローン飛ばして撮れば?と言おうとして、さすがにシャレにならんかと引っ込めました。

2015年9月3日木曜日

ミラノ万博に来てみた。

■ミラノ万博に来てみた。
  フランスから戻ったばかりなんだが、ミラノ万博に来てみました。日本館。ステキな木組みのパビリオン。一歩踏み込むと過剰なデジタル表示。
 

最初の部屋、日本の死生観を現す映像展示。チームラボらしい作品です。さて、その狙いは当たったのかな?



美しい20面のディスプレイと上からのプロジェクションマッピングで、これは稲の文化を表現しているのだろうか。来場者に伝わっているのでしょうか?


農と環境とテクノロジー。
科学館によくあるタイプ。
それにしても、デジタルが多いなぁ。
 












お、モリゾーとキッコロではないか。愛・地球博以来10年ぶり。なつかしいね。でも、来場者は誰も知らないよね・・・
 


巨木のような円柱ディスプレイから流れ落ちるアイコンのかずかず。美しい。これはいったい何を伝えようとしているんだろう?
 


伝統文化をサイネージで表示。ジャパンではあるけれど、クールが入り込む気配なし。
 



ほら、アナログ、シュッとしてる。
 










フューチャーレストラン。
懐石料理をおねえさんおにいさんのショーと机上のサイネージとで解説。
会場内にひる親子連れで、一生のうち懐石を食べる人は1%もいないだろうな・・
 






クールな食器のデザイン。
うむ、こちらはクールです。
 









外の食堂は、CoCo壱番カレー、MOSライスバーガー、柿安スキヤキ。これはポップでクールなジャパンです。納得。




日本館はどうやら、日本の伝統的で高尚な農と食の文化をデジタルで見せる、という狙いの模様。
 



でもぼくなら、ポップで大衆の食文化をアナログ・デジタルで体験する、という方向を提案しただろうな。