■NTT R&D FORUM2023
NTT R&D FORUM2023
技術ショウケース@武蔵野通研、今年も。
澤田会長+川添副社長体制が打ち出したテクノロジー主導のビジョン、IOWN。
80年代ニューメディアのINS、90年マルチメディアのVIP、2000年代ブロードバンドのNGNに次ぐ大構想です。
IOWN。
IPを超える「オール光」によるネットワーク刷新と、サイバー空間に現実空間と同じモデルを作る「デジタルツイン」。
そこにAI、VR/AR、量子コンピュータ、バイオメディカルなどのテクノロジーが入れ子のように絡み合う。
GAFAを超えようとする、web3とは別の総合技術アプローチです。
「IOWN構想」
http://ichiyanakamura.blogspot.com/2020/11/iown.html
って、去年も書いたんですがね。
「NTT R&D FORUM2022」
https://ichiyanakamura.blogspot.com/2023/02/ntt-r-forum2022.html
毎年どひゃーってビックリします。
昨年は超巨大ディスプレイによるデジタルツインのメタバースでどひゅーっでした。
なのに今年は一番のどひょーっでした。
大規模言語モデルtsuzumiを発表してAI☓IOWNの戦略をまるごと現してきましたから。
11月1日に島田社長と木下真吾研究企画部門長が記者会見を開いたばかりのtsuzumi。
40年以上の自然言語処理技術研究のノウハウを注いだLLM。
超軽量で日本語得意で柔軟という3つの特長を持つといいます。
パラメタサイズがGPT-3の1750億に比べ6~70億と軽く、学習やチューニングのコストが低く済む。
日本語処理では世界最高の性能を持ち、視覚や聴覚といったモーダルに対応して、特定の組織や役職に特化したチューニングが可能。
商用サービスを2024年3月に開始するそうです。
LLMを基盤に、各組織が専門AIをカスタマイズして実用する。
AIビジネスはここが主戦場になる。
ChatGPTから1年以内でそれを実装してまるごと見せる、重量級組織の強い意識を感じます。
(しかも研究員のみなさん、プレゼンが練れていて感心!)
特定の言葉を指定すれば騒音の中からその部分だけ抽出する研究。
映像アーカイブから、特定ワードでクリップを引っ張り出す仕組みができそう。
世界の映画・テレビ会社に売れそうだ。
応用すれば、雑なデータから純度の高いデータを抽出してAIに学習させる仕組みもできそう。
世界中のAI利用企業に売れそうだ。
なにげにデカい。
IOWNで遅延レス低コストのAIサービスが実現しそうですが、たぶんそれは店舗やクルマなどの空間にも溶け込ませるんでしょう。
オール光のクルマを開発しているという。車内が一塊のコンピュータになる。他のクルマや道路やクラウドと光で直結した一個の端末になる。面白くなります。
光といえば、照明で服の色を変えるシステムを提案していました。
面白い研究。しかもコレ、パリコレで披露したんですと。
基礎研究を実用まで引っ張り上げる、ファッションとのコラボで世界に提示する。
研究アウトリーチの好例です。
人工光合成。NTTこんなのもやってるんですね。
聞くと、実用はまだ先だけど、これでNTTは通信で必要なCO2排出を減殺し、「カーボンネガティブ」になっていくんだという。
地球のCO2をNTTが減らすのだと。
とりあえずそういう話、スキです。


















