■MUSIC AWARDS JAPAN 2025。
J-POP界が総力をあげて始めた国際賞、第一回。
京都にて開催されました。
「今の」日本を代表するアーティスト、音楽業界・IT業界・政府・京都などを代表するお歴々が平安神宮の隣に集結しました。
ぼくは何も代表してへんが、ちゃっかり潜り込み。
うらやましい。
と思われる夜でした。
ロームシアター京都。元京都会館by前川國男。
これまで大ホールに入ったのは、たった2回。
前回は1983年PIL。大学4年。ライブ終わって、ボ・ガンボスどんとたちと行きつけのライブハウスで飲んでたら、ジョン・ライドンが来た!大騒ぎをした。その様子はDVDに残ってる。以来なので約40年ぶりか。
その前は1976年荒井由実。中3だった。一人で行った。岡林信康のバックだった細野晴臣のベースを見たかった。キーボードを未来のご主人が弾いたはった。約50年前のことだ。
Grand Ceremony。今回、幕が開けたら、細野晴臣さんがピンスポットで立ったはる。昔はっぴいえんどでここに立ったことがあると言わはった。坂本龍一・高橋幸宏を偲ぶ話をされた。ライディーン編曲で京都をバックとする映像が大スクリーンで流れ、岡村靖幸さんがちょっと現れたことに業界の本気度を感じた。
受賞や式典はさておき、ライブパフォーマンスのシリーズは、体験したことのないすばらしさだった。
YOASOBIのポップなセット、
Creepy NutsのストイックなDJ、
ちゃんみなのダンスパフォーマンス、
藤井風のピアノ弾き語り、
mrs.green appleの弦楽器60人を従えた演奏。
いま日本が世界に誇るアーティストは、ここまでの表現力・ライブ力を持っているのか。
そしてそれらを75歳矢沢永吉さんが根こそぎ持って行く存在感。
音楽にしろ芝居にしろスポーツにしろ、今日び映像で観るほうが満足感高かったりするけど、これは違う。
臨場、空気、実存の面で、この晩は現場が圧倒した。
重量感を伴う大音響と舞台・映像設計の迫力、
そして各アーティストが1曲、ないし数曲に全力投入したからこその凝縮度。
リングサイドで6つの世界タイトルマッチを観たような。
現場で体感したのは、うらやましがられるけど、うらやましがられるほどのことがある。
歩いて家に帰りNHKの録画を大画面大音量で観てみたけれど、やはりライブが圧倒的だった。
ありがとう音楽。ありがとうみなさん。
これじゃタダの音楽ファンで、事実そうなんやけど、役得させてもろたさかい、少し分析。
今回のアワードの意味について。
1.特殊市場の転換
YouTubeのかたがパーティーで強調していたが、日本の音楽市場は世界2位の規模なのに国内に閉じていた。しかもCDなどパッケージ偏重だった。特殊市場だった。今そこから世界+デジタルへのシフトが加速している。アニメ・ゲームとのタイアップやサブスクでの展開が功を奏し、海外でトップ人気を博するアーティストも出現、業界でもこれは踏み込む機会との空気が流れている。
石破首相が「必ずしも仲良くなかった」とコメントしたとおり、大きくない業界にバラバラに存在する音制連・音事協・レコ協・ACPC・MPAの5団体が結集してCEIPAという団体を作り、発足させたのが今回のアワード。時代を画別し、世界+デジタルへ音楽が舵を切る号砲です。
2.京都の活用
文化庁が京都に移り、その初代長官に都倉俊一さんが就いたのも音楽業界の新機軸を促した。京都での開催は国際性を示すうえで東京以上に絵的な効果がある。大イベントを発起するに適した舞台装置だ。
ごった返すパーティー会場にて。ザ・ぼんち師匠がTHE SECONDでネタにした、新しい学校のリーダーズを率いるアソビシステム中川社長に、松井京都市長を紹介したら、松井さんが向こうにいる西脇京都府知事を呼び寄せた。西脇さん、新しい学校のリーダーズの熱烈ファンで、ご喜悦。知事と市長が仲良しで、文化タッグを組むのが今の京都。この環境とタイミングを活かさない手はない。
Welcome to Kyoto。でも京都での国際イベントは宿代含め高くつくんですよね。偏頭痛やわ。
宴のあと、関係者一同、白い矢吹丈でした。やり遂げたみなさんに敬意を表します。
「赤字のことはアトで考える。」重鎮がつぶやいていました。採算とか利益とかKPIとかより、祭りとか表現とかレスペクトとかを一義とするこの先輩・友人たちに交われていることに感謝する次第です。
ありがとう音楽。ありがとうみなさん。