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2017年8月31日木曜日

世界最大のVRイベント「LAVAL VIRTUAL」

■世界最大のVRイベント「LAVAL VIRTUAL」

フランス、LAVAL。パリからTGVで2時間、人口5万人の落ち着いたロワールの町。ノルマンディーとブルターニュの結節点。カマンベールの宝庫です。日本でもみかける「PRESIDENT」はここで作ってるそうで。


世界最大のバーチャルリアリティ大会「LAVAL VIRTUAL」に参加しました。この小さな町に、1万人の参加者が集います。8,000㎡の会場いっぱいに、240の出展者。20年続く、名門イベントです。


責任者(Director General)ローラン・クレティエンさんによれば、参加者の60%がフランスで、その多くが地元のかたがた、20%が欧州、残りはその他の国々から。地域と国際のバランスがいい具合です。一般参加日には、大勢の親子連れが押し寄せます。


自治体、スポンサー、研究者、ベンチャー企業、学生、そして一般参加者のバランスがいい。運営は非営利で、地元自治体、スポンサー、参加者の入場料からの収入でまかなう。公益と商業のバランスも勉強になります。


LAVAL市が運営し、スポンサーには国鉄、通信、電力、農林中金、通信などインフラ企業が並びます。VRという先端技術が町づくり行政に意味を持つだけでなく、多様な分野に溶け込むインフラという意識が見えます。


ジャック・シラク大統領時代に、この地域の知事も務めた産業大臣がデジタル技術での町おこしを図ったのがスタートだそうです。このイベントを開催するだけでなく、VR関連の企業や研究所、大学機関などを誘致し、それを育てていったといいます。


立ち上げに際しては日本の岐阜を参考にしたそうです。梶原知事時代のソフトピアジャパンやIAMASのことですね。今度は日本がLAVALを都市づくりの参考にしたい。ポップテック特区CiPとも連携できないか、相談を持ちかけてみます。(ここはアンリ・ルソーの生家だそうです。)


今回ぼくは、HADO、キャリオットをはじめとする超人スポーツで参加しました。


VR/ARHADO、大ウケ。ヨーロッパでも羽ばたいてもらいたい。ぜひよろしくお願いします。


超人スポーツはRevolutionコーナーにブースを構えました。コーナーのチェアを務める神奈川工科大学の白井暁彦先生に大変お世話になりました。


Revolutionコーナーは「トランスヒューマニズム++」がテーマ。スポーツのほか、医療、教育、育児、宇宙開発などVRの応用を示しました。ぼくもVRは拡張性が問われる段階だと考えます。その点、このコーナーで日本が高いプレゼンスを見せていたことに希望を抱きました。


ドローンサッカー。ドローンからボールの映像をプロジェクションするとともに、靴の位置をセンサーで測り、屋内外どこでもサッカーができる仕組み。ロシアから。


Table Tennis Trainer。ドイツから。MITメディアラボ石井教授のピンポンプラスを思わせる超スポ系だが、ラケットにタグがついていて、ユーザのプレイスタイルを分析し、トレーニングメニューを出すという。プレイするフランス人がみな卓球がヘタでいかんわ。ドイツ向きなのかのう。


Real Baby Real Family。育児体験VR、愛を伝えるVR。ユーザの顔から赤ちゃんの映像を作り、だっこしたりあやしたりミルクを与えたりゲップさせたりするうちに、愛情がわいていく。出生率向上に一役買うか?白井研究室の出展。ぼくも改めて子育て体験をしてみました。


Mixed Reality Surgical Navigation。患者のCTで血管・内蔵などの映像を作り、ホロレンズでその人体の中に入ってつまんだりする。映像は30分でできるので、低コストで外科手術に使えるシステム。
愛知工科大学板宮朋基先生の出展。


Mitsu Domoe。立命館大学大島登志一先生。小学校の生物の授業で、三種の別パラメータを持つ生物の生態系をシミュレートする実験器具+ディスプレイ。HMDをつけず、映像を共有する仕組みはますます重要になると考えます。


鳥や雲や、夢さえも、つかもうと、している。
LAVALの人々は、20年も前から、若者は物心ついたころからVRが身近にあり、ごく自然に使いこなそうとします。ステキ。


「ラストラビリンス」という日本の作品。囚われの少女を、HMDでバーチャル空間の中に入ったぼくが行動を共にして、助け出す。
ぼくも自然に使いこなそうと思って試したら、少女が無残にも殺される結末となり、想像以上にショックでした・・。


おおっと声が出る日本の往年のマニアックなゲーム機やゲームソフトが実機として触れる大きなコーナーもあり、ゲーム文化とVRとの地続きな関係を確かめるとともに、日本の果たすべき役割を改めて考える次第です。
(こういうコーナーは日本の展示会でこそ用意できませんとね・・。)


ローラン・クレティエン代表は地元紙に、過去最大のイベントとなって満足だが、来年はもっと会場を広げると話しています。拡大していきますね。


リ・ド・ヴォー(仔牛の胸腺)を喰らいつつ、LAVAL VIRTURLと超人スポーツのコラボ、LAVALとポップテック特区CiPのコラボとを考えることとします。ではまた。

2017年8月28日月曜日

元祖・出島に来てみた。

■元祖・出島に来てみた。

 元祖・出島に降り立ちました。
 中学で習いました。鎖国していたころ、ここがオランダ貿易を一手に引き受けていたことを。ここが西洋との情報とアカデミズムの窓口であり、日本もここから世界に発信していたことを。

 Pop'n Tech特区CiPは21世紀の出島になります。
 東京・港区竹芝にデジタルの出島を作ろうとしていまして、その手本を習いに来た次第です。

「21世紀の出島 国家戦略特区として禁じられた遊びを奏でます。」

 電波特区、技適特区、著作権特区、サイネージ特区、ドローン特区、ロボット特区、超人スポーツ特区、レバ刺し特区、いろんな提案をいただいています。
 各地で導入された特区を全てここでも導入する「二番煎じ特区」がいいとぼくは考えています。特区の総合商社や~

 枝豆を注文するとアマゾンがドローンで運んでくる。有機ELを壁や道路に印刷する。孫泰蔵さんが提唱する、未来を見据えて規制緩和する「フラッグシップタウン」。やりたい。

「孫泰蔵さんの構想に乗った!」


出島はこの20年、復元事業を進めていて、48棟のうち16棟までが復元されたそうです。この夏には、長崎と出島を結んでいた橋も復元するとか。1634年に作られ、1859年に役目を終え、1945年に原爆を受けた出島の完全復刻は、2050年が目されているとか。大仕事です。

 Pop'n Tech特区CiPも建設の真っ最中です。2020年、東京オリンピック・パラリンピック直前に完成する予定です。元祖・出島のように、情報とアカデミズムの交差点になろうと考えます。

「シリコンバレーとハリウッドの日本版融合 デジタル×コンテンツのクラスターを形成します。」

 元祖・出島のように、ヤバい街になりたい。

「コスプレが集いロボットが飛び交う基地 クールジャパンとIoTの発信拠点となります。」

 元祖・出島のように、隣接する海に向かって世界に発信したい。

「海と空の窓口 東京湾・島しょと羽田空港、その立地を活かします。」

出島の総面積は1.5ha。これは竹芝CiPの面積と同じです。
集積特区の広さとしては、昔も今もそれくらいのまとまりがいいということでしょう。
ただCiPの場合は空中に高層ビルを建てますので体積はかなり異なります。

 そこでは新しい産業を生み出したい。元祖・出島にうごめいたオランダ商人のように。

「新産業創出の永久機関 技術、デザイン、教育、ビジネスを結合します。」

 新しい研究教育も生み出したい。元祖・出島が蘭学の発信地だったように。

「国際的大学と未来の幼稚園 次世代研究と創作系教育の基盤を整えます。」


元祖・出島の賑わいはどうだったんでしょう。当時の絵を見る限り、楽しそうじゃないですか。楽しくやりましょう。

「毎日がワークショップコレクション 創作フェア、ハッカソン、マーケットの常設会場です。」


ところで元祖・出島には、素敵なデジタルサイネージがたくさんありました。


オランダ行きたくなってきたな・・・

(と思い、それから思い立ち、オランダ行ってきました。それはまた別途。)


2017年8月24日木曜日

第9回 沖縄国際映画祭「島ぜんぶでおーきな祭」

■第9回 沖縄国際映画祭「島ぜんぶでおーきな祭」


沖縄国際映画祭。第9回です。小学1年生だった子が中学3年生になります。もう大人です。弟分の京都国際映画祭は10月で4回。この沖縄の熱気を持ち込みたい。クソ熱いイベントにしましょう。乾杯。

昨年までのメモはこちらに。
2016年


今年のスローガン、「この島は、ときに、世界より大きい。」
いつもながら、うまい。


トータルテンボスの不倫ネタ、「政務官より扱いがデカかった」というボケがおもろかったのと、ゆりやんレトリィバァがデビュー時やせてたことを知ったのとが、この日の収穫でした。


業務連絡;文枝師匠が「慶應も落研がんばっとるやん」とのこと。おおきに。


業務連絡:きよし師匠がお越しになり、那覇、晴れました。おおきに。



シンポ「エンタメ人材育成」。ガレッジセールさんと司会を務めました。沖縄にエンタメ人材を育てる学校を作ろう。登壇者は少年ジャンプ伝説の編集長 堀江信彦さん、ドラマ火花の古賀プロデューサ、琉球大学下地教授、ラブライブ!サンシャイン!!長崎プロデューサ、メディア研究者志村一隆博士。


みなさんのメッセージ、ポイントは4つ。
1)マンガ、アニメ、音楽、映像、各ジャンルはつながっている。
2)ネットで世界とつながっている。
3)「つくる」ことが大事。
4)沖縄なら、できる。
その方向で学校を作りましょう。


必要な人材とは。
1)0から1を産む人、
2)感性と人間力、
3)コミュニケーション力、
4)個性、
5)デジタル力。
ぼくらが受けてきた教育とは違うことが求められていますね、ゴリさん川田さん?


ゴリさんのメッセージ「沖縄はエンタメ人材の宝庫だがハングリーさが不足している。実家があるからだ。実家を出よう!」ですって。


よしもと美術館@那覇国際通り。数多くのよしもと芸人のアート作品を展示。ジミー大西さん、
鉄拳さんだけじゃない、才能の宝庫。お笑いの世界を作るクリエイターはみなアーティストです。
(鉄拳さんの海外進出を手伝おうと思っています。)


銀シャリの鰻さん「いろいろな生物のつかみ方」。
舞台とは別の、味があります。


野性爆弾くっきーさんは、やはり天才です。



KMDフォーラムでキッズワークショップをしてくださったもう中学生さんは、もともと段ボールアート芸なんですよね。


バッファロー吾郎の竹若さん、DIYで有名ですが、高校の後輩で、大学に行かずにNSCに入ったエリートなのです。


映画祭は全島で開かれます。
ここはライカムでもお~きな祭会場。
2年前、北中城村にオープンしたイオンモールで、ペッパー君にギャグを言わせるプログラミング教室を開催。野性爆弾さんらによる成果発表会が開かれてま~す。


レッドカーペットは、1000人以上が歩きました。世界最大のレッドカーペットだそうです。
今回、動員数33万人。おーきな祭になりました。


今回の映画祭には国連関係者がたくさん来ました。「持続可能な開発目標(SDGs)」をよしもと芸人たちが世界に発信するんですと。
国連はん、よしもとの使い方、わかってはる。
(アジア住みます芸人と国連の行進!)


クリエイターズファクトリーという若手育成策や地元CMコンペなど、若手にチャンスを与え、作らせ、育てる。このイベントは、インフラでもあります。


来年は4月19日ー22日。第10回となります。
そしてその前に、10月には京都国際映画祭です。

みなさんも、秋は京都へ、おこしやす。

2017年8月21日月曜日

ハウステンボスに来てみた。

■ハウステンボスに来てみた。
ハウステンボス@佐世保。
ロボット、VR、ゲーム、プロジェクション、ドローン・・・いま見たいものが全部ギュッと詰まった場所だってんで、見学。ええ、ええ、おしごとですもの。


日本ドローン協会のジャパン・ドローン・チャンピオンシップが開催中。大変な熱気とすさまじいスピード競争でした。


ハウステンボでは障害物のある特設会場を一周するタイムトライアルに挑むドローンレーサーの体験コースも設けています。


超人スポーツ「HADO」のアトラクション3種に挑みました。リアルモンスターバトル、ダンジョンオブダークネス、サモナーバトル。商用化された超スポ。すばらしい。
超スポを商用化し、ビジネスにし、産業にしたい。そして世界の人に楽しんでもらいたい。


子どもでも吉田沙保里さんに勝てるスポーツを開発したい、という超スポの当初目標は、昨年のKMDフォーラム、慶應義塾大学のステージで、6歳児が吉田さんにHADOで挑み、勝利を収めた時点で結実しました。
ぼくはこの日、ボロクソに負けました。


ゲームミュージアム。パックマン、ソニック、トロたちが出迎えてくれます。
歴代の家庭用ゲーム機60種、ゲームソフトのアーカイブもあります。


知財本部の場で、久夛良木健さんがゲームのアーカイブを構築すべきと主張し、実現方策を議論したことがありました。国の政策にまではなりませんでしたが、このような形で実現しているんですね。東京にも作りたいな。


ところで迫りくるゾンビを撃ち殺すこの非道で恐ろしいゲーム、2人で協力して撃ち続けていると、仲良くなるんです。


釣りアドベンチャー。520インチの巨大スクリーンの中で泳ぎ回る巨大魚たちをサオ型コントローラーで釣る。24人同時プレイの得点競技。
魚が食いつくと震えてリールが重たくなり、それを必死で巻き上げる。腕が痛くなります。


釣果。


ロボット館。DMM、タカラトミー、グローリー、三信電気、デンソー、日立マクセル、JiNSなどのロボット大集合。ロボット大国ニッポンの面目。
ロボットの格闘競技大会や、搭乗型ロボットを操縦する対戦なども用意されています。


とはいえ映像ものアトラクションがかなりスベっておりまして、ほほえましく目こぼししておりましたら、巨大プロジェクションマッピング「太鼓の達人」対戦。アンパンマンのテーマがテーマパークに響きます。なんでやねん的で大笑い。


「変なレストラン」。
バーテンは「ダニール」。手ぎわ悪くお酒を作ってくれます。


お好み焼きを焼く「アンドリュー」。焼かれたお好み焼きはビュフェに並びます。


ソフトクリームを作るのは「やすかわ君」。安川電機製なのですな。ベタですな。九州の会社だから許す。


「変なホテル」。


チェックインはこいつらが担当。ポーターロボットやそうじロボットも活躍。まぁ体のいいセルフサービスということなのですが。


部屋の中にいるチューリーちゃんが明かりをつけたり消したり朝起こしてくれたりするんだが、あんまり賢くないんで、結局手動に。

今度来るまでにもうちょっと成長しているかな。Alexaに置き換わってるかな。