■学長くんガチョーン. 伊藤穰一さん
1.0、2.0、3.0.デジタル世界を作り続けてきたJoi。MITメディアラボの所長というとてつもない仕事を済ませ日本に戻ってきた。千葉工業大学のセンター長やデジタル庁などを足場にまたとてつもない仕事をされます。ぼくより若くて、京都出身、慶応大学SFCで博士号取得、MITメディアラボ、という後輩の道でありながら、いつもうんと前方の高いところで輝く。スゴいな~
◆いま力を入れていること
Web3.0周りの勉強とネットワークを作っている。スピードが早いので本気だ走らないとついていけない。Web3.0に集中しながら、千葉工業大学変革センターという研究所、デジタルガレージのチーフアーキテクト、Web3.0のファンドの立ち上げ、あとは国の仕事をちょこちょこ(2022年)6月にWeb3.0の本が出る。Podcast、BSテレ東の番組など発信もやっている。
◆Web3.0の世界
Web1.0はRead。サーバーにあるものを閲覧できる。
Web2.0はCloud。クラウドで書き込むことができる。ソーシャルメディアなどができた。
Web3.0はJoin。暗号通貨、NFT、DAOといった人間がコーディネーションするためのツールがいろいろできている。新しい経済学を含めた組織を作るシステムができている。いままでと違う方法でいろんなプロジェクトに参加することがWeb3.0の大きなシフト。
◆いますべきこと
いじって感覚的に学ぶ。これで3回め。1回めで革命が起きると思ったが、少し足りなかった。2回めも分散型の革命かと思ったが、集中してしまった。3度めの正直なのか、1ド起きることが3度あるのどちらなのかはわからないが、社会にいい方向に持っていきたい。
横から軽蔑するのではなく、入っていってよくすることが重要。参加しながら学ぶ。
◆学校の存在
統計学的にいうと、ほとんどの人は大学を卒業したほうが、メリットがあるとおもう。ただ、僕はダメだった。保育園のときから毎日逃げて。大学も2回中退して、博士も1回中退して挫折しそうになった。そこから、MITの所長になった。そして教授になった。その後に、慶應の村井純先生のところでPh.Dをとった。逆。
MITでなければ、学位のない人を所長にしてない。ネグロポンテさんが村井純さんに「学位を取ってしまうと僕らの学位のない所長というかっこよさがなくなる」と言ったが、8,9年経つと、もうかっこよくない、と。むしろ、学生が作っているプロダクツくったことないじゃんという感じになり、学生のためにも取らないと偉そうにできないというのも多少あった。MITは研究所であり、大学院。メディアラボの特徴として、department none of the above(その他の学問)で博士や教授を作れるというのがある。
◆これからの教育
Age of abundance。知識の販売機のような教育は意味がない。産学官ごちゃまぜにする。コラボレーションするために必要な場。人間のコネクション。学位だけじゃない。ペーパーライティングマシンのような大学もあるが、それだけではだめ。MIT的に言うと、ものを作って学ぶと異業種の人たちが一緒にコラボレーションできる。ものづくりが真ん中にあることも大事。
◆キミたちへのメッセージ
Neurodiversityという言葉がすごく好き。脳のダイバーシティ。みんながそれぞれ違う。自分の特徴をなるべく早く理解する。
いままでの教育は言われたことをきちっとこなす・命令に従うという大量生産社会が重要だった。
しかし、いまは命令を常に疑いながら自分で考えて、内在的な動機をもってがんばる。その動機を早く見つけないと、年を取ってしまうとエレルギーがなくなってしまう。
命令型から内在的同期型に切り替えるためには、「遊び」。遊んでそれがいつでも出てくるような無限のパワーにするのがベストパターン。










