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2016年8月29日月曜日

ドローン戦略を求む

■ドローン戦略を求む

 4年ぶりにサグラダ・ファミリアに足を運びました。4年前と同じ風情で、工事中でした。あと10年で完成させるとバルセロナの人は言います。工事にドローンを使って測量するそうです。ドローン、役に立ってください。

 先立って、TBSが仙台で開いた「JAPAN DRONE NATIONALS」に参加しました。ドローンレースが新しいスポーツになりました。超人スポーツとして、2020TOKYOを盛り立てたい。ドローンは役に立つ前に、楽しい、という面が本質です。

 しかし201512月、航空法が改正され、200g以上のドローンに規制が敷かれました。官邸に落っこちたことで、あれよあれよと規制が成立したことにぼくは危機感を抱きました。
「ドローン、規制より利活用を」

 2016年前半、国交省へのドローン飛行許可申請は6000件。年間予測が1000件でしたから、10倍以上のニーズがあったということです。政府はドローンの需要や意味を読み切れていないのでしょう。でも、各国は戦略的に動いています。日本も対応が必要です。


 ドローンは電波を使うIT。大まかに言えば3点により構成されます。1)デバイス=端末、2)ネットワーク、3)サービス。経済的な可能性は後ろのほうが大きいと思います。

 まずデバイス。2012年にファントムを発表した中国のDJIが世界シェアの7割を握ります。一方、業務用はアメリカ製が強いようです。ただ、カメラ、センサー、バッテリーなど部品は日本製が強い。スマホ端末と似た状況です。

 今後、汎用化・大衆化が進むとなれば、小型・精密化やおもちゃ化が見込めます。今年の東京おもちゃショーでは大賞の3点をドローンが占めました。日本メーカーの活躍を期待したいものです。


 ITとしてはネットワークがより重要です。現在はアマ無線の電波を使っていますが、2020年以降、5Gで運用することが見込まれます。

 携帯電話向けの3G4Gインフラの整備は日本が世界をリードしたんですが、それで競争力を発揮したことはありませんでした。5Gのインフラ整備で先行して、ドローンで競争力を発揮しませんか。

 NTTドコモは携帯電話網を使ったドローンの実証実験を始めるそうです。従来のドローンだと数百mほどしか飛ばせなかったのが、2km以上飛ばせるようになる。農薬散布や農地管理などに使うとのことです。

 このためには電波法改正などが必要とのこと。政府がすべきことは、こういうことに道を開く規制緩和です。実証の結果などを待っていては、後れます。


 アメリカが気になります。NASAが通信会社ベライゾンなどと連携し、ドローン向け航空管制システムUTMを開発しているというのです。無人で管制するクラウドシステムだそうです。

 このシステムは、携帯電話の基地局を利用して、数万機のドローンと常時接続するもので、米連邦航空局FAAが運用する見込みです。これは運用システムを握る国家戦略。

JAXAがドコモやauと連携して国交省が運用するなんて話、聞きません。日本は遅れている模様です。プラットフォームを握られる、デジャブが漂います。規制論の前に、戦略論をやろうよ。


 さらに重要なのがサービスです。空撮、農薬散布、警備、測量、インフラ点検、災害調査、貨物運送。利用範囲は広い。これをどう広げ、産業と文化を作っていくかです。


 政府には世界に先駆けて利用を規制緩和し、ドローン利用先進国とすることを求めます。そして政府自身が公共事業や防災などで先行的に徹底的にドローンを使うことをお願いします。戦略です。

2016年8月25日木曜日

通信文化:シシリアと登別の巻

■通信文化:シシリアと登別の巻


 郵便関係者向けコラム、ラストです。


 カジキマグロの首がこっちを睨む。小ザメのような、ホウボウのような、馴染みのない魚たちもこっちを睨む。パレルモの市場には、ティレニア海の幸が並ぶ。近づいてよく見れば、穏やかに微笑んでいるようにも思えるが、睨んでると感じたのは、ここシシリアがマフィアの巣窟という思い込みからか。

 海があって、マフィアがいる。うん、昔そんなことがあった。思い出す。25年前のこと。私は、北海道の登別で働いていた。まだ20台の終わり、郵便局長をしていた。その時のこと。

 職員が血相を変え、「誤配です!」と飛び込んできた。ある「組」の親分の襲名披露を知らせる大切な手紙を他所に届けてしまい、それが発覚して騒いでいるというのだ。

 うひゃー。100%コッチが悪い。謝るしかないのだが、どういう落とし前が待つのか。腕一本ぐらいで済むのかどうか。相場がわからん。迷っている余裕はない。局長室にあったお客様向け粗品の中で一等大きいハコを手にして、定年間近の郵便課長と二人、組事務所に向かった。

 海に面した一軒家だった。扉を開けると、一段高い座敷、代紋の下に、上半身ハダカのスキンヘッドのおじさんが堂々と座り、左右に若い衆が立ちはだかって、おじさんの見事な刺青をもんでいた。親分だ。

 うひゃー。威圧感がハンパない。でも親分の文句は穏やかだった。若い衆がつっかかり、親分が止める、というプレー。こちらは郵便課長と平身低頭。ただただ謝った。目の前に出された茶を見つめながら、頭を下げた。

 親分「お前じゃなくて局長に聞いている。」いえ、私が局長なんです。「ふざけるな若造。」いえ、はい、郵便局にはそういう仕組がありまして、私、さきごろ東京から参りまして。「なんだお前エリートか。」はい、いえ、私、母子家庭で苦学して大学出まして、気がつけばここの郵便局で。

 「さっきからどうして茶碗じっと見てるんだ。」いえ、はい、こういう時、出された茶を飲むと殴られるのか、飲まないと無礼だといって殴られるのか、どっちだろうと迷っておりまして。

 すると一同大笑いとなった。茶を飲んだ。「お前が持ってきたソレは何だ。」いえ、はい、コレ、つまらないものですが。「だから何だ。」いえ、はい、慌てて粗品をお持ちしまして。「現金か?」いえ、局に貯金はいっぱいありますが、違うと思います。開けてみると、タオルだった。「なんだよ。タオルかよ。」いえ、はい、タオルでしたね。

 おかしな堅気が来たと思われたか、組合対策など根掘り葉掘り聞かれ、「お前も苦労してるんだな。」などとなかなか帰してもらえず難儀した。結局、組のクルマで送ってもらった。これには心配して待機していた局のみんなも驚いた。

 怖かった。茶ばかり飲んで、わずか数時間で体重も落ちたろう。でも、今はシシリアの海岸で、クスっと思い出す小話だ。ヤバい仕事も、怖い体験も、いずれ小話になる、かもしれない。そんな具合に、今日も過ぎゆく。

2016年8月22日月曜日

JAPAN DRONE NATIONALS

■JAPAN DRONE NATIONALS

 JAPAN DRONE NATIONALS。
 ハワイで開催される国際ドローンレース大会の日本代表選考会。
 XEBIO ARENA仙台にて開催しました。会場は満席、立ち見。

 FPV(First Person View:一人称視点)のレース。選手はパイロットと呼ばれます。ドローンに取り付けられたカメラから送られるリアルタイム映像をHMDで見ながら操縦し、タイムを競います。熟練になると100km以上の速さで飛ばします。

 ドローンは自作。機体は十人十色です。
 機体は最大330mm、プロペラは6インチ3枚、ラジコン向け電波を使用。
 選手はアマチュア無線4級の資格が必要です。

 大型アリーナを使い、予選は1周のラップタイムを競います。準決勝はタイムではなく3周の順位制。決勝は5周レースの順位ポイント制。予選を通過した27選手が競いました。

 赤、青、緑のポールやゲートを猛スピードでくぐったり回ったり。それを遠隔でゴーグル越しにドローンのカメラ映像をみながら操縦する。リアル会場でゴーグル映像も併せて見ると、こりゃ超人だ、ってうなります。

 優勝候補は、慶應義塾大学4年 高宮悠太郎さん、ベテラン空撮カメラマン高橋亨さん、19歳の天才 岡聖章さん、ラジコンレース13連覇の音田哲男さん。
 
 攻める、突入する、激突する。いろんな戦略があり、成功があり、失敗がある。予想以上のスピード感、迫力、波乱でありました。

 優勝候補が競り合い、ぶつかり合う中、最後に試合を制したのは、それらを尻目に安全運転に徹した45歳3児の父・大和田浩二さんでした。あっぱれな戦いでした。

この試合はTBS-BSが放映しました。石井大裕アナ+宇垣美里アナ+FUJIWARA。TBSと吉本興業がタッグを組んでるんですよ。GYAO!で配信もしています。

 ぼくも登場しています。2分ごろ。 

 ぼくは解説者としてコメントしました。

◯ドローンの魅力は?
 役に立つ、と、楽しい、の2つ。モノを運ぶ、人が行けない所の映像を撮る、という役に立つ面が注目されているが、その前に、楽しさをまずは広げたい。

◯楽しさとは?
 飛ばす楽しさと、飛ぶ楽しさの2つ。ラジコンより敷居が低く、大人も子どもも簡単に空を飛ばせる。おもちゃドローンのたくさん現れた。そして、カメラで自分が飛んでいる感覚を味わえる。空を自由に飛びたいな、という人類の欲望をかなえてくれる。

◯競技の可能性は?
 ドローンは電波や映像を使ったITスポーツ。五輪種目は19世紀までの農業社会のスポーツで、20世紀の工業社会にはモータースポーツが生まれ、21世紀の情報社会に期待されるのがこうした新競技。スターが生まれてほしい。


 これには超人スポーツ協会も協力しました。
 スポーツなんです。身体を駆使した戦い。
 ぼくら超スポは、テクノロジーで誰もが超人になれるスポーツを開拓しているのですが、中でもドローンレースは21世紀型の、情報社会のスポーツ。
 電波を使い、デジタルの映像で、操縦する。ITであり、VRであり、IoTなんです。
 

 盛り上げます。よろしく。

2016年8月18日木曜日

通信文化:バンコクと静岡の巻

■通信文化:バンコクと静岡の巻
  郵便関係者向けコラムの5です。


 シンハビールと焼きバナナ1本15円。不思議な昼食をとっていると、足元に水が流れ込んできた。向こうに見える濁った川があふれてきているんだな。ラジオでは堤防が決壊すると告げている。

 バナナを焼くおばさんは、自分の裸足を指さして、金歯を見せてニッタリしている。裸足だから大丈夫、と言うのか。そういうことか?素っ裸になったガキどもがキャーキャーと表に飛び出してきて、泥水にダイブしている。あら、いい遊び場が現れたわね。親はそんな風情だ。

 いやいやいやいや。違うだろそれは。逃げなきゃマズいだろ。このあと日本でも大ニュースになったバンコクの洪水ってやつだろコレは。タイの大学に講演を頼まれて、現地の人たちはダイジョーブダイジョーブと言うからバンコク市内入りしたんだが、ダイブダイジョーブじゃない。周りに尋ねると、日本企業はみな避難したという。ゲッ、私は一人ぼっちか。

 でもどこか懐かしい。幼いころの光景に似ているからだ。


 むかし静岡市に住んでいて、ほど近い安倍川の川原には屋根に石の重りを置いたバラックが点在していた。そこの連中といつも遊んでいた。台風が来るとなると連れ戻され、雨戸の外をクギで打つほどの警戒をしたのだが、過ぎた朝、川に向かうと、あふれた水の中でバラックがペシャンコに潰れている。

 連中は一時、家なき子になるのだが、意に介さず、キャーキャー言って水遊びをする。私も一緒になって、逃げ出したブタやら流れてくるスイカやらを追いかけたりする。増量していて危険なのだが、緊迫感はない。実に楽しかった。みんな貧しかった。みんなが貧しいというのは、案外幸せ、なのかもしれぬ。

 その後、家業が失敗し、我が家は夜逃げをした。京都に流れ着いた。夜逃げというのは、逃げることである。知られてはいけない。幼い頃に夜逃げをした経験がある人はわかると思うが、それは一度に全ての友だちを失うことであり、それが哀しい。

 生活レベルが劇的に下がることや、持っていたモノを置き去りにすることよりも、遊んでいた川原の連中とのコミュニティとコミュニケーションから遮断されて孤立することのほうが、うんとつらい。

 だが、どうやら母親がこっそりと担任の先生だけに連絡を入れたようだ。しばらくたって京都の小学校にうつむいて通っていた私宛に小包が届いた。川原の連中も含めて、同じ学級だった全員が、私に手紙を書いてくれたのだった。

 低学年が書く文章などたかがしれている。だけど、一人ひとりが、私のことを思って、懸命に書いてくれたのだった。手書きの文字に、しびれた。コミュニティとコミュニケーションも失ってはいないのだった。ありがたかった。一人ぼっちじゃなかったんだ、という感覚は、今も強く残っている。

 この手紙は誰にも見せず、宝物にしている。

2016年8月15日月曜日

知財計画2016のポイント

■知財計画2016のポイント

 知財本部が官邸で開催され、安倍首相以下全閣僚出席のもと知財計画2016が決定されました。

 柱は2本。
・IoT、ビッグデータ、人工知能などの第4次産業革命の進展と超スマート社会(Society5.0)への展望
・TPP協定を契機に加速する経済のグローバル化

 政府は「Society5.0」を標榜して新しい成長戦略を描こうとしています。5.0というのは、1)狩猟 2)農業 3)工業 4)情報に次ぐものだそうです。IoTを第4次の産業革命ととらえるのはドイツ流ですが、日本は産業のみならず、社会・文化を含む文明の転換ととらえるという解釈ですね。ぼくもこっちのほうが性に合います。

 項目は4つ。
第1. 第4次産業革命時代の知財イノベーションの推進
(デジタル・ネットワーク化に対応した次世代知財システムの構築など)
第2.知財意識・知財活動の普及・浸透
(知財教育・知財人材育成の充実等)
第3. コンテンツの新規展開の推進
(コンテンツ海外展開・産業基盤の強化、アーカイブの利活用の促進)
第4. 知財システムの基盤整備


 大モメだったコンテンツ分野、トピックをいくつかピックアップします。
 まず、最も激論が続いたのは、<<デジタル・ネットワーク時代の著作権システムの構築>> 。
 そのうち、「イノベーション促進に向けた権利制限規定等の検討」は最後まで調整が続きました。

結論:「柔軟性のある権利制限規定について、次期通常国会への法案提出を視野に、その効果と影響を含め具体的に検討し、必要な措置を講ずる。」
 細かい内容はともかく、「柔軟性のある権利制限」の法案を作るということです。

 これに続く文章も重要。「予見可能性の向上等の観点から、対象とする行為等に関するガイドラインの策定等を含め、法の適切な運用を図るための方策について検討を行う。」法制度だけでなくガイドラインを作る。ぼくはこっちの作業のほうが意味を持つのではないかと考えます。

 法律は大雑把なことしか書きません。実際にどう運用されるか、どこまでがシロでどこからクロなのか。業法などだと所管の官庁が告示などで細かい解釈を示すのに対し、それは司法に任せる、というのが著作権制度の建てつけなのです。

 でもそれだと日本の場合、萎縮してビジネスや利用が進まない。それより官庁や関係業界、学界や弁護士、司法関係者などが知恵を出し合い、「まぁこのへんじゃね」というガイドラインを作っておけば、予見可能性が高まって、ずいぶんラクになるはずです。

 次の項目。「著作権者不明等の場合の裁定制度の更なる改善」。
「補償金供託について、一定の場合に後払いを可能とすること等の見直しについて内容を検討し、次期通常国会への法案提出を視野に、必要な措置を講ずる。」
 これも法整備に向かいます。

 「円滑なライセンシング体制の整備・構築」。
 「拡大集中許諾制度の導入について、我が国における集中管理の状況や実施ニーズ、法的正当性、実施する団体及び対価の在り方等に係る課題を踏まえ、検討を進める。」
 明記されました。前進します。

 「コンテンツ等の権利情報を集約化したデータベースの整備を官民が連携して分野ごとに進めていく。」「音楽集中管理センター」(仮称) 等、民間におけるライセンシングのための環境の整備・構築に係る取組に対して、その具体化に向け必要な支援を行う。」
 これも重要です。

 「私的録音録画補償金制度の見直しや当該制度に代わる新たな仕組みの導入について、文化審議会において検討を進め、結論を得て、必要な措置を講ずる。」
 これは、書かれましたが、実効性はどうかなぁ。

 そして重要課題。「教育の情報化の推進」。
 「デジタル教科書・教材の位置付け及びこれらに関連する教科書検定制度の在り方について、2016年中に導入に向けた検討を行い、結論を得て、必要な措置を講ずる。」
 検討が明記されて4年が経過。とっととやりましょう。



 もう一つ、今回話題のトピック。
 <<新たな情報財の創出に対応した知財システムの構築>> 
(人工知能によって自律的に生成される創作物・3Dデータ・ビッグデータ時代のデータベース等に対応した知財システムの検討)。

 AI、3D、ビッグデータの知財システムについて、世界に先駆けて議論を進めました。計画では「知財保護の必要性や在り方について、具体的な検討を行う」「我が国における検討状況の海外発信に努める」と記載。引き続き課題ですね。

 <<デジタル・ネットワーク時代の知財侵害対策>> では、リーチサイトを通じた侵害コンテンツへの誘導行為への対応に関して法制面での対応の検討を進める、サイトブロッキングの効果や影響など検討を行う、プラットフォーマーとの連携促進に取り組む、といったことを明記。 これも重要です。

 <<コンテンツと非コンテンツの連携強化>>では、「クールジャパン官民連携プラットフォーム」など官民や異業種間の連携を促進するとして、担当として「内閣府、総務省、外務省、財務省、文部科学 省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、関係府省」が挙げられました。こりゃたいへん。

 同時に、「クールジャパン拠点の構築を目指す民間の取組を後押しするとともに、こうした拠点間のネットワーク化に取り組む」とされました。デジタル特区の竹芝CiP、やります。


 官邸の会合でのぼくの発言。
 「IoTやAIに代表される新ステージへと世界は急展開を見せています。この分野をリードするという観点から、世界に先駆けて次世代の知財システムに関する議論を進めました。国の政策に取り入れて実行していく、そのスピード感の勝負。政府一丸となった対応をお願いします。」

 馳文科大臣「著作権制度の見直し、産学連携、知財教育に取り組む。」
 よろしくおねがいします。

 小林本部員「国として何をクローズし、何をオープンにするかの戦略が大事。独禁法システムも知財政策と同様に重要。その総合戦略を求む。」
 正しい。

 迫本本部員「米型フェアユースの導入は紛争解決コストが大きくなる。個別規定で足りる。個人・企業インセンティブ向上には税制・会計制度上の対応で進めるべき。」

 川上本部員「AIが得意なのはクリエイティブな仕事。クリエイターや熟練工の役割をAIに担わせるとよい。ネットの治外法権に対しサイトブロッキングが計画に明記されたのは重要。この殖産興業と国家主権という明治政府がやった2本柱が今も大事。」

 最後に安倍首相。
「1)著作権制度を見直す。2)AIが作る創作物の制度を検討する。3)小学校段階から知財教育に取り組む。4」アニメ等コンテンツとものづくり等とのマッチングを進める。」

 いずれもよろしくお願いします。

2016年8月11日木曜日

通信文化:長安と京都の巻


■通信文化:長安と京都の巻


 郵便関係者向けコラムの4です。


 みな幸せそうだ。半裸の男どもがゆったりと太極拳に興じている。痩せた老人が独り胡弓を奏でる。傍らでおばさん50人ばかり、大声で歌いながら踊っている。

 周りに子どもたち。地面で男児どもがメンコをしている。隣の路面の石に、水をしたたらせた筆で草書を走らせる子もいる。バック転をする娘。ほめると何度も繰り返す。幼いガキが道端にしゃがみ、脱糞している。なぜだろう、じーんとなつかしい。

 長安。今の名を西安という。紀元前11世紀から10世紀初頭まで、13の王朝が都を置いた街。始皇帝の兵馬俑坑をそぞろ歩くと、仏、独、伊、ポルトガル語が乱れ飛ぶ。英語が聞こえない。大陸を征くシルクロードの入口だと感じさせる。路地を歩くと、モスクに出くわす。イスラムの出口だと感じさせる。そう、これぞ国際都市。

 玄奘がインドから帰って652年に建立した大雁塔を、ふうふうと上りつめ、見下ろした。何千年もの間、こうして、民族も、宗教も、交配してきたんだな。今も踊ったり、遊んだりしているんだな。


 私は京都人である。京都がコピーした長安を訪れるのは人生の宿題である。この塔は、古都の南にあるタワーだから、さしずめ京都タワー、なのだな。

 いや、違う。確かに京都は国際都市だ。先日、米国誌による観光都市ランキングで、京都市が2年連続で世界一位に輝いたという報道があった。京都は長安先輩に対し鼻が高かろう。だが待てよ。確かに京都はここんとこ西洋人が多くて垢ぬけている。そうだ、京都、行こう、と思わせる。

 だけど、私が幼かったころの光景は、もうない。地面でメンコしたり、道に字を書いたり、飛び跳ねたりする子の姿は見かけない。脱糞するヤツは当時もいなかったが、肥溜めの中味を撒き散らすヤツはいた。そんなガキどもの声は消えた。清楚で上品になった。観光地として世界一になった。それでみんな果たして幸せになったのだろうか。


 あ。タワーでそんなことを考えていて思い出した。そんなガキだった私は、郵便局の世話になっていたんだ。左京郵便局(今の岡崎郵便局)の空手部に、つてを頼って入れてもらったのだ。私と同級生のY君の2名は毎週数回、地下の道場に通っていた。

 ガキというのは、ガキなことをする。その道場は柔道部と共用だったのだが、何かの弾み、私とY君は、カベに「柔道部のアホ」と落書きした。アホはお前らや。大人に見つかり、ボコられて、即座に「破門」となった。謝る機会もなく追放だ。

 人生初の破門である。以後も破門の経験はない。就職時の履歴書、賞罰の欄に、左京郵便局空手部破門とは書かず、隠した。後ろめたさを引きずり、たまに思い出す。関係者のみなさま、あのときの落書きの犯人は私です。この場をお借りしておわび申し上げます。京都はそんなアホなガキがおらんようになって、世界一になったんでしょう。

 本日は、悠久の長安の話から、しょーもない告白になってしまい、すみませんでした。

2016年8月8日月曜日

知財計画のモノモノしい議論

■知財計画のモノモノしい議論

 知財本部 検証・評価・企画委員会@霞が関。
 知財計画2016策定のための最終会議です。島尻大臣出席のもと、29名の委員が並びました。
 第4次産業革命時代の知財イノベーションの推進、知財サイクルの普及・浸透、コンテンツの新規展開の推進、知財システムの基盤整備。
 政府調整の結果、素案ができてきました。

 しかし本来、この場ではほぼ計画はできていて、シャンシャンとなるべきところ、今回は違います。まず資料は「会議後回収」、傍聴席には配布もされないというモノモノしさ。資料の中も「調整中」の文字が散見されます。それほどナイーブな内容をはらんでいたということです。

 結論から言うと、この日、委員からも、意見や注文が相次ぎました。それを踏まえてさらに事務局・委員間の調整が必要で、それは関係省庁との再調整が必要です。さらには与党との調整が必要かもしれません。知財計画の策定、持ち越しです。

 コンテンツ分野の議論を紹介しておきましょう。

荒井委員:次世代システムの検討は画期的だが、5~10年後の変化の全体像を示すべき。

奥村委員:AI論議は著作権に偏っているが、産業全体での検討が必要だ。

近藤委員:AI議論は特許等の検討も必要。世界に議論を働きかけるべき。

宮河委員:ドバイのコミック展では、8割が模倣品だった。業界として正規品を提供することが重要だが、同時に教育も重要。海外の啓発を行うべき。

井上委員:孤児著作物はTPPで深刻になる。裁定等について大胆な制度改正を。教育情報化はデジタル教科書の補償金が取り沙汰されているが、その公費負担も検討すべき。

斎藤委員:柔軟な権利制限は業界関係者も参加して議論を詰めるべき。ビジネス側を犠牲にしてまで進めるべきではない。

瀬尾委員:アメリカ型(フェアユース)の仕組みを現状で取り込まないよう注意が必要。

迫本委員:アメリカ型のフェアユースは「紛争処理コスト」の点で問題が大きい。

杉村委員:読んでもわかりにくい。重点政策の概要ペーパーを用意すべき。

野坂委員:政策の時間軸を明確にすべき。AIは創造物をいかに使いこなすか、教育が重要。

野間委員:海外インターンによる教育は効果大。施策を厚くすべき。

森永委員:熊本の地震で、NHKと民放が初めて同時サイマル配信を実施している。だが放送と通信で著作権は別扱い。配信の許諾がないものはフタをしている。欧米では同じ扱いであり、これは問題だ。

重村委員:海外には子供向け教育・教養番組の展開が重要。アメリカは展開が強く、中韓も力を入れている。放送のネット同時配信は東京集中の問題が大きい。ローカルの担保を考えることが必要。

喜連川委員:「デジタル・ネットワーク化」より「AI・ビッグデータ」。タイトルを変えたほうがいい。検索エンジンの悲劇を繰り返すな。ちょっとやんちゃなことをやっていい、というメッセージを含ませたい。

 さて、どれとは言いませんが、どう扱ってよいやら悩ましい意見もありつつ、ひとまず会議としては一段落。
 最後に一言コメントしました。

「海外展開やネット対応では政府の施策は厚みを増し、民間の成果も現れ始めている。そして今回、次世代システムの議論に取り組んだところ、やはり激論が続くこととなった。

 10年前はパッケージ・コンテンツをどうするかが重点で、5年前からはスマホ・クラウド・ソーシャルの「スマート化」への対応が中心となった。だが去年はIoT・AI・ビッグデータへのステージ転換が見られ、ならばと世界をリードする知財政策に取り組んだ。

 なんとか一つのとりまとめに至りつつあるが、やはり今日の資料でも政府内「調整中」の文字が並ぶ。取り扱いの難しさを物語る。政府には新環境に向けてのアクションを期待しつつ、当方はそれに対する検証・評価を続けたい。」

 さて、もうひとがんばり。ないし、ふたがんばり。ないし。

2016年8月5日金曜日

オリパラの壁を取っ払う超人スポーツを

■オリパラの壁を取っ払う超人スポーツを

 リオが始まります。
 オリンピアードが超人なら、パラリンピアードも超人です。
 パラリンピックには、車いすや義足を使う競技も多い。障害者が用いる補助具は、障害を健常に近づける、マイナスをゼロに近づける道具。しかしもはやマイナスはプラスとなります。

 ロンドン・パラリンピックの走り幅跳び金メダリスト、ドイツのマルクス・レームさんは、昨年10月、カタール・ドーハで行われた障害者陸上世界選手権で8m40cmを跳びました。北京オリンピックの金8m34cm、ロンドンオリンピックの8m31cmを超えています。オリンピックをパラリンピックが超える日が近づいています。

 先駆者は両足が義足のオスカー・ピストリウスさん。2008年、スポーツ仲裁裁判所が国際陸上競技連盟の判断を覆し、ピストリウスさんが「オリンピック」に出場することを認めました。ロンドン大会で男子400mと男子4400mリレーに出場しました。直後のパラリンピックでも100m、200m、400m、4100mに出場。オリパラ双方に出場したのです。

 そして、ピストリウスさんとレームさんの義足は、いずれもカッコいい姿として捉えられました。もはや義足はかわいそうな存在ではなく、まぶしく仰ぎ見る強者の証です。



「もはやオリとパラの壁はない。ではオリもパラも合体して一つの大会にすればいい。」
「いや待てそれは不公正だ。たとえ肉体が機械に劣ろうと、肉体のみで競う値打ちは大きい。分けるべきだ。」

「メガネは視力を補正する。目が悪い人の補助具だ。だがオリンピックでは認められる。だったら肢体の補正だっていいじゃないか。」
「いや待て視聴覚と肢体は違う。メガネはダテのファッションアイテムとなるほどの市民権を得たが、義手義足はそういう存在ではなかろう。」

 やさしい議論ではありません。パラがオリを超えたら超えたで、それまで大目に見ていた柔らかい壁はより強固に塗り固められてしまうかもしれません。

 レームさんはリオ大会のオリンピックに出場することを希望していましたが、OKとはならず、結局パラリンピックのみに出場することになりました。「政治的な事情」でレームさんが出場希望を取り下げた形ですが、規制の壁に阻まれたということです。

 彼は「オリンピックとパラリンピックが完全に分かれている現在の状況を少しずつ変えることができれば、新たな可能性や希望が見えてくるのではないか」と発言しています。同意します。



 しかしこの状況は、ぼくたちから見れば、パラリンピアードのほうが特権階級になったということでもあります。オリ=裸の超人と、パラ=機械の超人とを眺めてみれば、ぼくらは前者には参加できるけど、後者には参加できませんから。

 オリの種目には参加の門戸は開かれているものの、超人にはなれないので出場をあきらめるのですが、パラの種目には参加もできず、そして今や一番の超人がそこにいるのです。不公平であります。

 車いすバスケのように、ぼくらも参加が許されるような種目は現れてきました。けれど、レームさんのように義足になるには足を切断するしかない。切ってもいいんだけど、なんか釈然としない。

 それは古代からのスポーツ、農業社会のスポーツを前提に考えているからですよね。21世紀のスポーツ、情報社会のスポーツを作りましょう。健常者も障害者も、老若男女、オリンピアンもパラリンピアンも、津々浦々、同一ルールで参加できるスポーツをスクラッチでデザインしましょう。


 ドローンレース、バブルジャンパー、HADO、キャリオット、ホバークロス・・・ぼくら超人スポーツ協会が開発する種目は、いずれもオリパラの壁を取っ払おうとするものです。リオが済んだら東京を見据えて、力を込めていきます。よろしく。

2016年8月4日木曜日

通信文化:トゥールーズの巻

通信文化:トゥールーズの巻

 郵便関係者向けコラムの3です。

 

 20年前、フランスでスパイをしていた。

 某財団法人のパリ事務所で、フランスの郵政公社や郵電省の連中を食わせたり飲ませたりして、民営化の方針やら郵便事情やらを聞き出しては、東京に打電していた。よく会うアメリカの二人組がいた。彼らもフランスやEUの通信政策を探っていた。

 ある日、二人がスパイ罪で国外退去となったという記事がでかでかと新聞に載った。政府関係者に対し、不当に飲み食いさせ、不正に情報を入手したのだという。私は同じことをしていた。自分がスパイであることをそのとき知った。

 フランス内務省に、私はどうなると聞いてみた。「日本はいいんだよ」と言われた。がっかりした。だってスパイ罪で帰国させられたら、カッコいいじゃないですか。
 

 日本からの客も多かった。某地区の特定郵便局ご一行様がいらした。もうすぐ定年のおじさんたち十数名。フランスの地方に連れてけというので、トゥールーズという街に行った。

 特に目的はない。そこの郵便局の連中と軽く社交をした。退役軍人やら婦人会やらも来た。フランス語もよく通じないし、民営化がどうしたとかいう話も面倒だし、さほど盛り上がらず終わった。

 その帰り、国鉄の駅に寄った。たまたま郵便列車が停まっていた。フランスの郵便局員たちが「丁度いい、見せてあげる」という。珍しいだろう、という風情だ。
 

 おじさんたちと入った。仕分けの台が左右に備わっていた。とたん、目つきが変わった。「同じだね」。前の卓上には手紙や葉書の束。3人のおじさんがスッと束を手にした。棚のハコについている番号と、郵便物を交互に見つめた。

 「いっちょ、やるか。」と言うやいなや、棚のハコに、一つ一つ、放り込み始めた。私は、マズい、フランス語も読めないのに勝手なことをして、と思った。だが隣にいたフランスの局員は「アア!」と歓喜の声をあげた。やってることが、全く正しい、という。

 しかも、おじさんたちのスピードはみるみる上がり、機関銃のように仕分けを始めた!他のおじさんも参加した!ニッポンの郵便局員の腕みせたるでぇ。「ブラボー!」気がつけばフランス局員もみんな参加して、狭い車内にすし詰めで日仏仕分け合戦となっている!
 

 郵便の世界、人と人をつなぐ仕事は、洋の東西を問わない。それを担うおじさんたちの心意気も同じようだ。一瞬で通じ合う。うらやましい。いいものを、見せていただいた。

 本件は、東京に打電しなかった。


2016年8月1日月曜日

次世代知財システムで世界をリードしたい

■次世代知財システムで世界をリードしたい

 次世代知財システム検討委員会。とりまとめ会合。
 アジェンダは、フェアユース、AI、3Dプリンティング、データベース。
 世界をリードする議論だったと自負します。

「IoT、ビッグデータ、AIなどデジタル・ネットワークの発達を最大限に活用することで、新たなビジネス・イノベーションを促進するとともに、社会を豊かにする新しい文化の発展に結びつけていくための次世代の知財システム」という基本認識は合意に至りました。

 AIが生む創作物に関しては、保護策とプラットフォーム対策を検討するとともに、世界に先駆けて取り組んでいる日本の議論を海外発信する、という点も合意。

 国境を越える侵害問題について、リーチサイトへの法制対応を進める。オンライン広告についても手を打つ。対策の実効性を高めるためにプラットフォームとも連携する。という点も合意です。

 ネット化に対応する仕組み。米国型フェアユース、英国型フェアディーリングなど柔軟な権利制限、拡大集中許諾、裁定制度の拡充、報酬請求権化などさまざまな手段を検討し、新システムを構築する方向では合意しました。

 しかし、「柔軟な権利制限」を巡っては、最後まで揺れました。
「早期の法改正」という方向は打ち出したものの、どのような仕組みをどんな速さで実現するか。その記述は、委員、事務局、そして霞が関の調整マター。しかもこれは与党の論議や国会情勢とも絡む難しい方程式でした。

 なお、議論はあっさり通過しましたが、権利制限導入に当って「ガイドラインの策定」も盛り込まれたのは実は大きいと考えます。

 著作権法は事業法ではなく、だから主務大臣が公定解釈を下すことがない。疑義があれば裁判を起こすしかないんです。だけど行政が一定のガイドラインを示すことで、ここまではシロ・これはクロが一応は分かりやすくなる。専門家+政府+司法が連携して作ればいいと考えます。

 もう一つのヒットは、最後の文章。
 施行から50年を迎える著作権法に関し、「次世代の著作権制度のあり方について、今後、具体的な検討が開始されることが期待される。」と記述。50年ぶりの全面見直しを書き込みました。

 さて、とりまとめ2回めの会議、しかも年度をまたがっての異例開催、さらに、島尻大臣のほか、副大臣・政務官を交えての重い最終回。しゃんしゃん会合。
・・とはならないのが、この会議であります。

田村委員:情報の量的拡大だけでなく、情報の多様化と利用法の多様化を前面に打ち出すべき。
水越委員:AI創作物について、海外だけでなく国内もさらなる議論喚起が必要。

→ですねぇ・・。

瀬尾委員:最後の部分、「期待される」では弱い。もっと前向きな記述にすべきだ。
赤松委員:フェアユースにもっと前向きなことを強調した記述にすべき。

→調整がつらいけどねぇ・・。

福井委員:画期的報告だ。権利処理コストをいかに下げるか。米国はプラットフォームが巨大化したが日本の知財収支は赤字。状況を直視すべき。残された時間は少ない。

福井委員:各論1.権利制限は立法に向けた現実的提案。2.権利者団体は保護強化だけでなく流通促進の姿勢を見せている。拡大集中許諾の運用を注視しよう。3.教育が重要。文学・芸術・メディア系では著作権教育を必修化すべき。

瀬尾委員:日本のコンテンツは負けてはいない。負けているのはソフトウェア。ITインフラの部分。

喜連川委員:ハード→ソフト→サービス→データへとゲームが変わっている。変化についていけるかが問題。われわれがグーグルブックをなぜ作れなかったのかが問題。イノベーションを阻害するレギュレーションのしがらみを打破しなければ。

宮島委員:危機感の共有が足りない。日本社会のリスクを前に出し、より伝えやすくすべき。
喜連川委員:読んだ人がわかりやすく、ワクワクするようにすべき。

→これは合意する。報告書をどう書くかより、この議事録をどうプレイアップするか、そしてわれわれ委員がどう情報発信するかということかと。

福井委員:多くのメニューの組み合わせで目的を達成することが明確にされた報告。権利制限+孤児著作物対策+拡大集中許諾+集約データベース。官と民の連携が重要。

 という議論を経て、とりまとめとし、座長一任をとりつけましたが、権利制限や最後の締めなど、記述への異論もあり、まだ調整が残ります。あと一息、がんばります。

 最後に一言あいさつしました。

「開催前にメンバー表をみて、盛り上がることは間違いないという期待と、まとまるのか?という不安とがよぎった。その期待と不安は的中した。

 AI、3D、BDに政府がここまで取り組むのは例がなく、国際社会をリードする議論ができた。50年ぶりに次世代制度を検討すると明記したのも大きい。ただ、これが入口であり、ここから始まる。ワクワクする。

 一方、この委員会は好き勝手な放談だけでなく、それを政府・知財計画に持ち込むというミッションがあり、とりまとめに関係者に苦労をかけた。この報告書より議事録のほうが読み物としては面白いだろう。この成果を内外に発信することがわれわれの課題。委員のみなさんにお願いする。」

 さいごに。島尻大臣から、ぼくがこんなに悩む姿を初めて見た、とのコメントがありました。
 これを踏まえ、知財計画2016を自信をもって進めるとのこと。よろしくおねがいします。