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2023年11月25日土曜日

クールジャパン:笑顔

 ■クールジャパン:笑顔




NHKクールジャパン「笑顔」の巻。


「へんな笑顔」

よっぱらいの笑顔がクールという指摘は驚きました。

自然な笑顔が少ない、ということなのかもしれない。

日本には「笑い」に対する表現が、実に沢山ある。

「愛想笑い」ニコッ「照れ笑い」ウフッ

「空笑い」に「作り笑い」ニヤッ

「含み笑い」に「忍び笑い」ムフフ

「せせら笑い」イヒヒ、 などなど。

これだけの言葉があるということは、それだけの笑いを意識して使い分けているということ。

でも、そのニュアンスが伝わるのは日本人同士であって、外国人からは「不自然な笑顔」と見られてしまい、誤解も生む。

外国人の方には「今の笑いの意味は伝わってないかもな」と思いながらコミュニケーションを取ることも必要かもしれません。


「笑顔教室」

笑顔を学ぶ。真面目な日本人ぽい。

口の形を練習しましたが、メールの顔文字も、日本のは目の形で笑いを表す。

欧米のは口の形で表す。

日本人は口の形で笑うのが苦手なのかな。

笑いって、感情表現で、嬉しさ、快感、気持ちよさといった感情を表情に出したモノ。

とすると、派手な感情表現を好まない日本人は本来、苦手なものかもしれない。

こうして笑い方を練習し、使い慣れない筋肉をトレーニングする。自然な笑顔を手にしてゆく。

外国人にとっては、先に感情があって、そこに笑顔が付いてくるけど、日本人にとっての笑顔は、普段抑えている感情を表に出す水先案内ってことなんですかね。


「笑顔カレンダー」

笑顔は強い。そして笑顔は伝播する。

これはまさに、そんな効果が最大限に引き出されたもの。

カレンダーに載っている笑顔は、多かれ少なかれ震災によって被害や影響を受けている人で、辛い思いもしながら、それでも笑顔を浮かべる強い人たち。

そんな笑顔を毎日見ながら、また今日も笑顔で頑張ろうと力をいただく。

このカレンダーは、そんな笑顔の製造装置です。



明治時代、小泉八雲ラフカディオ・ハーンに「日本の微笑」という文章があります。

日本人は西洋人に理解できない微笑みをする。それは作法、しきたり、礼節だ、という。

日本人がつらい時も微笑むのは他者への思いやり、というようなことを書いています。

100年以上たっても変わらないのでしょう。

微笑んでストレスを減らして、人に力を与えるのは、コロナでつらい今よけいに大事と感じました。

2023年11月21日火曜日

2030年のiUは?

■2030年のiUは?


2030年のiUは? という質問をいただきました。あと6年後のことです。

iU設立に向け書いたブログ「デジタル超学校」から6年たちました。

構想3年、開学3年です。


「「デジタル超学校」を妄想してみた。」2017.4

https://ichiyanakamura.blogspot.com/2017/04/blog-post_6.html

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デジタル分野の技術を軸とする文理融合の国際的な教育・研究機関であり、既存の大学や研究機関の枠を取り払い、最先端の人材が集いつつ、教員も研究者も学生も、産業界からの参加者も一体となって、具体的なサービスや商品の実装からビジネスや産業の創成までを手がけていく環境を造ります。

1 技術主導の教育と研究と実装。

2 デジタルに特化した教育・研究。

3 重点領域の実装。

4 文理融合。

5 バーチャルリアル。

6 リアルプロジェクト主体。

7 世界最高級の教育レベル。

8 学生はハイレベル研究員。

9 多様性。

10 国家戦略特区の活用。

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これにどこまで近づけたでしょう。

その6年を振り返りつつ、これからの6年を展望します。

 


2024年春、iUは初の卒業生を出します。

いわゆる「完成年度」を迎えます。

でも全く未完成。まだまだ作っている最中です。

何を作っているのか。

 

「情報」(ICT)と「経営」(ビジネス)で「イノベーション」を起こすプロ(専門職)を生む大学。

「ソーシャル、クリエイティブ、フロンティア」の3領域開拓をミッションとする。

「変化を楽しみ、自ら学び、革新を創造する」を理念とする。

「全員起業」。「目標就職率ゼロ」。

いや、たいてい失敗する。失敗から学ぶ、「失敗大学」。

産学連携プロジェクト1st。連携企業1000社のコミュニティ。

客員教授1000人、学生より教授のほうが多い大学。

 

研究プラットフォームとして、おもしろい未来をみんなでつくるラボ「B Lab」を開設。

産学連携の研究プロジェクトが走り始めた。

情報発信基盤として、映像スタジオ「すみだMedia Lab」を開設。

BSよしもとが入居し、大学にテレビ局ができた。

教育、研究、メディアの3本柱を整える。

 

ここまでは、できました。iU1.0です。

 

できなかったこともあります。1.0の積み残し。

教育と研究、2点です。短期課題です。

教育は「多様性」。社会人や留学生などの確保が目標に達していません。

半分以上の学生が高校新卒以外でよい。

研究は「産学連携」。まだ本格化していません。

半分以上の収入が学費以外でよい。

 

課題をこなし、早くiU2.0に向かおう。

でも、1.0の間にガラリと風景が変わってしまいました。

予期せぬ環境変化が2点ありました。

DXAIです。

コロナで日本はデジタル敗戦を認識し、DXの針が10年ほど前倒しになりました。

DX推進はiUの使命なので、よいことなのですが、世間が気づいたため、他の大学も一気にデジタルに力を入れ、がぜん大学間競争が激しくなりました。

 

そしてAIの爆発です。

もはや従来の教師はAIが担えます。

デジタルとの掛け合わせで、従来型の教育は不要になります。

10年後に世界の大学の半分が淘汰されるという説がありますが、もっと早いかも。

特に少子化が進む日本はヤバい。

それでもこれから必要となる大学でなければ。

iU自身が「変化を楽しみ、自ら学び、革新を創造」せねば、淘汰されます。

 

iU2.0は、DXAIの時代に、世界で唯一の価値あるリアル+バーチャルの場を作ることです。

iU1.0で整えた、情報と経営でイノベーションを起こす教育と研究の基盤を維持しつつ、世界にない場を作り上げることが2.0の目標。

その目標年が2030年になります。

 

 

まず教育。

起業数/学生=起業率で世界一を目指します。失敗率も世界一。

学力ではなくコンピテンシーを重視します。コンピテンシートップ校。

年齢も国籍も、イケイケも陰キャも、多様なひとたちによる集まりで。

全授業AI利用はじめ、ロボット、メタバース、web3など技術は最速でまるごと実装。

 

参加型コミュニティにします。

クライアントたる学生が教育を設計する。「学生運動」部を作って大学当局とドンパチやる。

サークルや課外活動に単位を与えるなど、意義あることに打ち込めば卒業できるようにする。

例えばeスポーツコースは、eスポーツを学び、活動し、関連企業にインターンに行き、eスポーツで起業すれば卒業。

 

日本は飛び級が難しいけど、教授にはなれる。(iUには小学生の客員教授がいる!)

人生100年時代は、シニアが学び続ける時代。

日本はポップでおいしくて安全だから、世界からうんと来る。

みんな来て。

 

同時に、より高度な教育として、大学連携による国際的な博士号授与機構を作ります。

ただその前にiUとしては自ら大学院を作らず、海外の大学院をいくつも誘致し、大学院デパートを作る。いま米英仏の大学院と協議しています。

世界でもユニークなコミュニティを目指します。

 

そして研究。

iU2.0は研究を肉付けして太い柱にすることを主眼とします。

ソーシャル、クリエイティブ、フロンティアの3領域で、プロジェクトのデパートを作る。

プロジェクト専門の教授を多数アサインして、産学連携のフォーメーションを強化する。

2030年には、100本のプロジェクトが走り、その顔ぶれで世界に知られる存在になることが目標です。

 

いまiU/B Labでは、テクノロジーで身体を拡張する「超人スポーツ」、AIを用いた理研との共同研究「超校歌」などが走っています。

eスポーツ、web3、ニューロダイバーシティなどのプロジェクトも芽吹いています。

メディア、オタク、アート、地方創生などの領域にも力を入れます。

フード、ファッション、ヘルスなどにもウィングを広げたい。

 

一つのベンチマークは、MITメディアラボです。大学院+研究所だが、何より産学連携のプロジェクト群が世界に知られるゆえんです。

iUも産学連携プロジェクトでの教育+研究場となる。

だがアプローチは真逆。メディアラボのようなハイエンドでクローズドの機関ではなく、ユルくてオープンなコミュニティになりたい。

 

「おもしろい未来をみんなでつくるラボ」B Labのスピリッツを大切に育てます。

みんなが参加してつくるおもしろい場。

通常、大学が目指す「かしこい」「やくだつ」よりも、「おもしろい」を旨とします。

 

世界一おもしろい大学に、iUはなる。


2023年11月18日土曜日

学長くんガチョーン. 森川亮さん

 ■学長くんガチョーン. 森川亮さん




元LINE社長。今日のLINEを作り上げた。からの、C Channelの起業。スゴい~

その根っこには、音楽とコンピュータ工学があるんだよね。



◆C Channelへの道

日本テレビにいたときに、インターネットが出てきた。インターネットがこれからテレビを変えると20代のとき思った。BSの立ち上げもやった。それ以来ずっとデジタルメディア。ただ、テレビ局は本業がテレビなのでテレビを超えてはいけないということが窮屈だった。


そして、ソニーがいまのAppleみたいになるのではないかとおもい、出井さんが社長のときに移った。オーディオやテレビをネットに繋いでコンテンツ配信をしようとやっていたが、社内の抵抗が強かった。東急やトヨタとジョイントベンチャーを作り、YouTubeより早く動画配信の事業を立ち上げた。しかし、日本は権利問題がうるさく配信しきれない。


そこで、韓国がブロードバンド大国で進んでいたので、動画の前にゲームだ、とゲームの事業に移った。日本で初めてガチャという仕組みを作り、成功した。その次は検索。NAVERまとめといったソーシャルサーチの領域を始めた。

震災もあり、検索の時代じゃなく、スマホでのコミュニケーションの時代だ、とLINEを立ち上げた。それが当たり、LINEと組み合わせた事業モデルを立ち上げた。


しかし、資本が韓国なのでややこしいことも多かった。

残りの人生日本を元気にすることをやりたい。日テレ時代から動画をやってきたので次は縦長の動画が来る。それを組み合わせた新しい事業モデルということで7年前(2022年7月収録)にC Channelを立ち上げた。


日本のデジタルやメディアの未来をそのままスケールし、トレースしてやっているのでそんなに辛いことはない。自分がやるべきだとおもうことがやれている事自体感謝。


◆学校

父親が小学校の校長先生。よく、教師の子どもは礼儀正しくしろと言われた。ちょっとプレッシャーだった。当時、勉強もスポーツも出来ず、成績もあまりよくなかった。先生の子どもの成績がわるいということで、比較的居づらい環境だった。

それから音楽にハマり、音楽にのめり込んだ。

幸いいつの間にか勉強が出来るようになって、中高大と進んできた。勉強は学校でするものじゃないという感覚があり、若い頃は比較的一人で勉強することが多かった。

大学ではコンピュータ工学。当時シンセサイザーが出て、コンピュータと融合になると思ってその研究をしていた。そこからジャズにハマった。自分の中にはテクノロジーをやっていたが、テクノロジーの中に収まらない領域をやりたいと思った。

学校は自分の可能性を広げるコミュニティ。勉強というよりはいろいろなおもしろいネタがあるおもちゃ箱。その中から自分の美味しいものだけをつまんで遊ぶ、という感覚。


◆キミたちへのメッセージ

勉強は人によっては辛いものや退屈なものだったりするが、僕の中では勉強は好奇心の延長線上。おもしろいとおもうものをどんどん深く掘り下げて、それが結果的に勉強と呼ばれるかもしれない。好奇心の延長線上に成長がある。ぜひ好奇心を忘れずに、いつもワクワクドキドキして、がんばって。


2023年11月11日土曜日

クールジャパン:フルーツ

 ■クールジャパン:フルーツ


NHKクールジャパン「フルーツ」の巻。


フルーツはどの国にもありますが、今は日本のいろんな果物が高級ブランドフルーツとして外国に輸出される時代です。


「ぜいたく」

日本は今でこそ溢れるほどフルーツがあるが、ぼくや鴻上さんが小さな頃は、りんごやみかんはあったけど、バナナやパイナップルは貴重品で“特別なもの”でした。

キーウィーなんて見たこともなかった。

重い病気で臥せっていたらお見舞いの定番はフルーツ盛り合わせ。

重い病気にかかりたいと思ってた。

たまに食べる贅沢な果物はつつしんでありがたくいただく。

バナナもパインもキーウィーもりんごもみかんもていねいに皮のカバーをはずして、ありがたくいただく。

ちなみに日本で最初のフルーツパーラーは大正時代に果物屋さんが始めたものだそうで、昭和のはじめにはフルーツパフェがメニューとして出ていたらしい。

ずいぶん贅沢なものだったと思います。


「いちご」

農林水産省によると、1980年代には、たった35品種だったイチゴが90年代には87品種までに増加。

2018年の段階では250品種が登録されています。

つまり40年で7倍以上になったわけだが、その原動力が、ご当地間戦争でした。

今では、単県種といって、他の県には生産を認めない品種が多い。

他の県が美味しくないものを生産してブランドが落ちるのを防ぐため。

鶏肉もうどんも、各地がブランド戦略で競争しているのはこの番組でも紹介されたけど、いちごにも熾烈なたたかいがあります。

みなさんも、いちごを食べる時は、そういう努力に思いをはせてみたらどうでしょう。


「干し柿」

干し柿は平安時代、今から1100年前、927年の『延喜式』という文献に、祭礼用の菓子として登場しています。

1000年以上前から、貴重だった甘味の王様として君臨してきました。

ちなみに、表面に付着している白い粉は、柿の実の糖分が結晶化したもので、日本ではかつてこれを集めて砂糖の代用としていたといいます。

柿はもともと中国から日本に伝わったものだと言われているが、日本で改良されて海外に広がって、海外でも日本の発音で「カキ」と呼ばれています。

品質をあげて世界に流通させるクールジャパンの超古株。


かつては南国のフルーツにあこがれていた日本がフルーツを進化させて、外国のみなさんに喜んでもらえる。

これもクールジャパンだったんだ、と改めて認識しました。