■学長くんガチョーン. 笹本裕さん
Twitter前アジア代表。日本トップでもありました。国際デジタル社会で活躍するには?iU生がいちばん聞きたい問いです。代表当時に伺いました。
◆拠点はシンガポール
拠点はシンガポール。良くも悪くも朝早くからアメリカの時間に合わせて夜遅くまで仕事がある。
◆シンガポールと東京の違い
マーケットにおけるランドスケープが異なる。日本の市場は日本語で事業が運営されているが、アジアは南はオーストラリア、北は中国、東南アジアを含め、様々な言語・宗教・文化の多様性がある。
◆Twitterと日本
日本にマッチしている。140文字で表現するTwitterと俳句文化の相性がよかったのかもしれない。公共の交通機関を使う機会が多い。電車やバスの中でスマホを利用する数が増えたことに伴い、スマホで気軽に発信できるということがTwitterにとってよいタイミングでマーケットに入った。GPSの信号を取り、それを白地図に落とすと東京であれば、山手線・中央線にきれいに一致する。
◆Twitterの課題
Twitterの特性である、匿名での利用により自由に発信できるが、違った形で使う方もいる。誹謗中傷をTwitterのポリシーに照らし合わせ解消していくことはチャレンジ。
◆外資系企業と日本企業の違い
スピード感が違う。日本の場合は、組織の調整ごとが多い。外資の場合は組織が縦割りなので、決断のスピードが早い。それぞれのいいところ悪いところがあるので、個人的にはいいところを経営に取り込んでいくかが重要なポイント。マトリックスの組織の良さもある。
◆リクルート
リクルートは日本の企業の中では特殊。入社当時、社員皆経営者主義という考え方を推進していた。ひとりひとりの社員が経営者となって考えたときにどう行動するのかを新人の頃から教えられた。
◆学校・学び
2つの側面で学校と向き合ってきた、ひとつは大学時代。学校で学ぶというよりは学校外の活動で多く学んだ。NBCの日本支社で通訳のアルバイトをしていた。それがきっかけとなり、情報サービスやメディアに携わりたいとおもった。結果的に仕事に生きてきた。学ぶことも多くそれを糧として大学時代を過ごしていた。
次のチャンスは大学院。30歳の頃、リクルートの研修制度でアメリカの大学のビジネススクールへ。多様性やフレームワーク等ビジネスに必要なツールを吸収することができた。それがあったからこそ、自分の今のポジションで仕事ができている。
ビジネススクールに行った際、学生時代にもっと学んでおけば、大学院の時間がより有意義だったと思う。人生は時間が限られているので、早くに物事を進めておけばよかったとおもうが、それを言っても仕方がないから、みなさんにはいまの時間を大切にしてほしい。
◆キミたちへのメッセージ
ひとつは、投資を意識する。
金融への投資だけなく、自己投資も含めて。投資というマインドをいかに持つかによって、今後の人生が大きく変わる。もう少しあのとき勉強しておけばよかった、という自己投資。金融の投資等も、早くから少しでもリスクを意識し、投資を学んでいくことで結果的にはプラスに転じる。わたしは若い頃、そういうあまり意識がなく、後々に学んであのときやっておけばよかった、といま感じている。色んな意味での投資を考えてほしい。
もうひとつは、問題提起から考える。
ビジネスをやっている中で、常に問題提起から始めるようにしている。問題提起が正しければ、それに対する事業戦略の計画や回答は大抵正解になる。ただし問題提起を間違うと、どんなに一生懸命やっても間違った回答しかでない。いかに正しい問題提起を考えるかを重要視している。さらに、問題提起を周りの人間にぶつけてみて、それに対して、色んな意見を吸収していきながら、正しい問題提起に巡り合うと、これからのキャリアも充実する。






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