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2010年7月24日土曜日

安心ネット協 2010

■Kids 安心ネット協 2010

 6月、安心協の総会が開催されました。
 アンシンキョウと言うと宗教団体に取られることもあるのですが、正しくは「安心ネットづくり促進協議会」。青少年が安心してネットやケータイを使える環境を整えるための産学連携の団体で、ぼくが世話人になって2009年2月に発足したものです。その顛末は3話にわたって以下に書きました。

 総会の模様を報告します。
 まずは1年続けた活動の総括。209の会員により、普及啓発と調査企画の2本立てで活動を進めました。
 普及啓発として、各種シンポジウムを開催。開催後の参加者アンケートでは、「保護者が自ら学ぶことが重要」「家庭でのルールづくりの認識」について、7〜8割の高い理解が得られた一方、「規制でケータイを持たせない」という意見は0〜1割にとどまり、国民一人ひとりが考えるという目的に沿った成果が上がりつつあると見ます。
 「もっとグッドネット」ポータルサイトも立ち上げ、Googleページランク7の評価を得ていますが、まだまだアクセス数が少なく、プレイアップが課題となっています。
 調査企画としては、暴力・いじめ、性行動、自殺、依存をテーマにした調査、児童ポルノ対策の検討、コンテンツレイティングの実証実験、コミュニティサイトの検証などを進めてきています。
 そして本年度の事業計画。
 ぼくが担当する普及啓発では、「もっとグッドネット」ポータルサイトの機能拡充と利用促進、情報共有・連携機会の強化、地域の啓発活動の増強を進めます。
 調査企画では、違法有害情報の分野別影響調査、ブロッキング策など児童ポルノ対策の検討、コミュニティサイトの検討を進めます。

 総会後、「デジタルネイティブ世代の教育論」と題し、パネル討論を行いました。
 日本PTA全国協議会の曽我顧問、新宿区四谷中学校の吉田校長、ソフトバンク社長室の嶋室長。ぼくが司会を務めました。保護者、学校、事業者という立場からのクロストークです。
 協議会の活動は及第なのか。保護者、学校、産業界の取り組みは十分なのか。出会い系、いじめなどの状況は改善しているのか。条例などの規制を求める声はこれからも続くのか。今後、何をしなければならないのか。
 議論を通じて感じたのは、こうした問題がクローズアップされて以来、産業界も、学校も、保護者も取り組みを強化しているのだが、3つのジャンルの連携が不足しているということ。これは安心協の仕事ですね。
 行政対応も、内閣府、総務省、経産省、文科省、警察庁と多岐にわたり、地方自治体や教育委員会も関係します。連携すべき面も多い反面、敢然と反論し、場合によっては施策を阻止する活動を行うこともあり得ます。
 世間を覆う不安感を安心感に転換していくのは並大抵の仕事ではありません。腰を据えて、時間をかけて進める運動です。
 また、同時に、デジタル教科書運動に代表されるように、子どもたちをデジタル環境、ネット環境に触れさせようとする動きも本格化してきました。こうした運動と安心協の活動を連動させることも本年度の課題です。

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