■Buenos 化粧した北京-1
日の丸の小旗を振っている。
目の前を、聖火ランナーが左から右に走っていった。
家に戻ると、飼い猫が死んでいた。
これがぼくの最初の記憶。
1964年、昭和39年、東京五輪の少し前。3歳でした。
でも本当。聖火と死から人生が始まったんです。
2008年、北京五輪に向けて聖火が長野を走りました。
沿道の人々が振っていたのは、日の丸の小旗。
ではなくて、大きな中国の赤い旗と、チベットの旗でした。
44年たっても、アジアは落ち着きません。
今回の聖火リレーが最初の記憶になる子が大人になったころ、少しは落ち着いているでしょうか。
天安門広場に立ってみました。
360度 見渡してみました。
戦車の前に若者が立ちはだかったのは、1989年、平成元年のことだった。
もう20年になります。
あのとき、ここからのテレビ中継を見ながら、イカ天も見ていた記憶があります。
日本はバブルで、のんきでした。
今も相変わらずかもしれません。
中国は、若者が命を賭け、その命は軽かった。
今はどうでしょう。
チベットと北京の対立をみていると、相変わらずかもしれない、と思います。
(つづく)






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