Twitter

2009年12月26日土曜日

クリスマスキャロルも恐怖映画だった

■Pop  クリスマスキャロルも恐怖映画だった

 ディズニー映画「Christmas Carol by Robert Zemeckis3D版を観てきました。
 初のフルCG「トイ・ストーリー」から14年。人物の表情、木の机や革張りソファの質感、石畳や燭台の冷たさ。実写以上にリアルな表現。そして、現実を超越するバーチャルな表現。炎の精霊や蘇る死者。巨人と化し、高速で宙を行き、地底に墜ちる。CG技術はここまで来た。表現に技術的な制約はなくなりました。想像力だけが製作の制約です。
 現役の役人だった12年前、Mac Powerの連載で「トイ・ストーリーは恐怖映画である」というコラムを書いていたことを思い出しました。全文はここにありますが↓一部を引用しておきます。
 ”「トイ・ストーリー」は、映画誕生101年目の奇跡だった。カメラからコンピュータへのシステム変更だ。しかも表現はハリウッド的な感性でみれば完璧。わざと残したCGっぽさの具合もほどよい。これは、産業のシステムや技術だけでなく、表現技法も、映像文法も、ストーリー展開も、アメリカが次世紀の審判となるぞというソフトな宣言なのだ。恐怖映画である。”

 そして3D表現。未だ特殊メガネが要るのですが、これを経験してしまうとCGやアニメ作品はもう2Dには戻れないかもしれないほどの奥行き。ただ、ディズニーランドやユニバーサルスタジオのアトラクションで何度も経験していますから、それ自体にさほど驚きはありません。
 ですが、今回より強く感じたのは、映像よりも文字表現に効果がありそうということ。動画のこちら側や向こう側に文字を置くことで、文字の訴求効果が高まります。向こうに豊かな映像があり、眼前にしっかり示されたときの文字メッセージは存在感があありました。
 デジタルサイネージでも立体表示が追求されています。さきの米デジタルサイネージエキスポでも、幕張のCEATECでも、メガネなし3Dサイネージがたくさん提案されていました。そのときは静止画映像ばかり拝見していたせいか、あまりピンと来なかったのですが、このように動画バックの文字3D表現は案外、広告主から評判を取るかもしれません。
 このあたりの表現手法もハリウッドにやられてしまうとすれば、しょんぼりしてしまいます。
 てな具合にせっかくのファンタジーを職業目線でとらえてしまうのは哀しい習性ですね。

0 コメント:

コメントを投稿