■Net 中国のサイネージ
万博が開催されている上海。成長する勢いをサイネージで表現しています。商店街にはタテ型のディスプレイが数メートルおきに配置され、公園のステージやビルの壁面にも巨大な表示システムが埋め込まれています。浦東では巨大なビル壁一面をサイネージにしてしまったものもあります。日本ではちょっと考えられません。 タクシーにはタッチパネルの広告システムが備わり、かつら売りの屋台でも映像で商品を宣伝しています。液晶ディスプレイを頭上に掲げて行き来する「歩くサイネージ」も登場しています。
天然色の看板が縦横無尽に立ち並び、大小の広告塔がわれ先に主張する。そうした従来からのアジア的な看板文化がデジタル化し、動画化しているのが上海のサイネージの姿です。
しかし、システムはローテク。広告素材は、ネットワークで配信するのではなく、DVDに保存して、自転車で、人海戦術でモニターにセットするのが大半だそうです。中国ならでは。
とはいえ先端のものも見られます。浦東 World Financial Centerではショップ、オフィスが150画面でコンテンツをウェブ上で製作しサイネージ展開しています。日本のPDCが担当。
家具ショップMacallineのエスカレーター天空LEDはロンドンのチューブを凌ぐ近未来サイネージを展示。また、館内には、360度スクリーン、テレプレゼンス食卓、タンジブルテーブル、健康自動チェックシステム、タッチパネルキッチン、キッズおえかきキット、ゴッホの糸杉をなぞる学習システム、ファッションシミュレーションなど、10年前のメディアラボを彷彿させる技術が展示されています。
五輪を終えた北京は空港も道路もきれいになっていて、サイネージも増えています。地下鉄の車内サイネージではファッション情報を流しています。王府井のショッピング街でも、ビル壁の大型LED、店舗の液晶など、それなりに配備されています。紫禁城の中にも大型のサイネージがありました。世界の中心で、「愛!」と叫んでみました。
サマーダボス会議で訪れた大連でも、輝度が高くビル壁一面タイプの大型サイネージを数多くみかけました。ただ、そこでご一緒した森ビルの森専務が言うには、3年ほど前のサマーダボス会議前に街の看板規制が行われ、街のパラボラも撤去されたのだとか。上海も今ビル壁型サイネージはコンテンツ規制がなされていて、公共利用などのみとなっているのだとか。少なくとも万博まで続くのでしょうね。









