■Pop ICCのサイネージ
インタラクティブ表現のヒントは美術館に行くとあふれています。
NTT東日本が初台で運営する文化施設「ICC(NTTインターコミュニケーション・センター)」。
コミュニケーションというテーマを軸に科学技術と芸術文化の対話を促進することを狙いとしています。
入口の左手には、コミュニケーション型のサイネージがあります。
4面のディスプレイの上2面では、キッズプログラムなどの活動映像が流れています。
そして下2面の左側には鏡のように私たちが映っています。
私たちが動くと感知して、画面にICCのアイコンや「こんにちは」「ICCにいるよ」という文字があぶくのように浮かび上がります。
右側の画面では、大手町の逓信博物館が移っています。
向こうの来館者が画面の中で動くと、公衆電話のアイコンや「逓信博物館です」「大手町にきてるよ」といったセリフ。
互いに同じ映像を見つつ、見知らぬ同士がコミュニケーションします。
「おーい」向こうで女の子が手を振っている。
「おーい」こっちも手を振ってみる。
互いの姿がアイコンやセリフまみれになって、見えなくなった。
10cm四方の澄んだ青い四角があります。
その中を細い白線が伸びていきます。
浅野耕平氏の作品「Line」です。
どうやら飛行機雲だ。
ところが、よく見ようとして顔を近づけたり,動いたりすると飛行機雲は途切れてしまいます。
観客との相互作用によって成立するインタラクティブな作品でありながら、作品が観客に反応すると作品を見ることができなくなってしまう。
コミュニケーション拒否型の双方向サイネージと言えるでしょうか。






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