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2010年9月18日土曜日

サイネージ:上海とソウル

■Net サイネージ:上海とソウル


 万博の上海。
 成長する勢いをサイネージで表現しています。
 天然色の看板が縦横無尽に立ち並びます。
 大小の広告塔がわれ先に主張します。
 そうした従来からのアジア的な看板文化がデジタル化し、動画化しているのが上海のサイネージの姿。
 商店街にはタテ型のディスプレイが数メートルおきに配置され、公園のステージやビルの壁面にも巨大な表示システムが埋め込まれています。
 南京東路/Nikeの3連LED、歩道の連続サイネージ、浦東/高層ビル一面のサイネージ。
 圧巻です。

 ソウルもサイネージが街に溶け込んでいます。
 空港では、フライト情報などは無論、ファミマのレジ、電話カードの自販機、公衆電話機、ホテル案内、ATM、ビビンバ屋のメニュー、スタバ店内の宣伝、ダンキンのカウンター6面。
 ありとあらゆる場所にサイネージが入ります。
 こんなにサイネージな空間は見たことがありません。
 江南にあるのはメディアポール。
 道路脇に高さ12.38メートルの塔型タッチパネル22本が30メートル間隔で並びます。
 韓中日英の4カ国語で、プリクラメール、おえかき、ゲーム、エンターテイメント、ニュースを楽しむことができます。
 100インチ級タッチパネルもあちこちにあふれ、がらりとサイネージ街になっています。

 それぞれの国やコミュニティによって、デジタルサイネージの姿も変わります。
 それがまたサイネージの魅力でもあります。
 町のたたずまいや色彩に気を配り、その街に溶け込んだサイネージをプロデュースできるといいですね。
 いずれ全ての空間がサイネージで埋め尽くされます。
 技術が行き着く先は、「デジタルサイネージがなくなる」ということでしょう。
 すべてのモノがメディア化し、五感サイネージとなります。
 そうなると、もはやサイネージはサイネージとして意識されなくなります。
 今は「目立つ」ためのメディアですが、いずれは人間社会に自然に溶け込んで「目立たなく」なっていくこと。
 長期的には、そのようなことも模索されていくはずです。

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