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2010年9月12日日曜日

街にとけこむサイネージ

■Net 街にとけこむサイネージ


 デジタルサイネージは、バーチャルなメディア空間と、リアルな物理空間とをつなぐメディア。
 オンラインの情報と、屋内・屋外の場所とを結合させます。
 今、ありとあらゆる空間、そして街はデジタルサイネージで埋め尽くされようとしています。
 空間プロデュースの一環としてのサイネージ、都市の景観の一部としてのサイネージがキーワードになりつつあります。
 ニューヨークのノキアショップの店内は、壁一面スクリーンとなり、近未来の店舗を演出しています。
 ケータイのデモ機を手に取ると、連動してスクリーンの映像が変わります。
 音も映像とシンクロし、この店舗でしか体験できない特別空間を演出します。

 人材派遣の「パソナ」大手町本社。
 1Fのショールームでは、パソナの企業理念や派遣希望者の登録業務などを150インチの大型プロジェクター画面11面でタッチパネル表示。
 スマートなカフェ空間を巨大映像システムで演出しながら、来客に企業イメージとブランド力を理解してもらいます。

 2007年にオープンした国立新美術館。
 全面ガラス張りの曲面の威容は黒川紀章の手による。
 2階と3階の通路には、しとやかに表示板が置かれています。
 展示室の案内、講演会のスケジュール、観覧料などを静止画と文字で表示。
 3階奥の端末では、彫刻家が黒御影石を使った作品づくりのワークショップを開いた模様を解説しています。
 打ち放しのコンクリートの壁に、深い茶の木材による床、そこに黒いソファが点在。
 表がまばゆく明るい建築物ですが、内装はシンプルで落ち着いています。
 その脇に、黒いツヤなしの筐体と、液晶のディスプレイ。2階に3台、3階に2台。
 でしゃばらず、静かにたたずむサイネージ。
 一方、2階のVogue Cafeと3階のレストラン Paul Bocuseでは、入口に大型のディスプレイを2台配備。
 案内板とは対照的に、あざやかな動画で料理を演出しています。

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