■NHKクールジャパン、お役御免。
NHKクールジャパン。日本在住の外国人が日本のクールを論じる2006年から17年続いた番組。
BS1で最高の視聴率を誇ってきたが、NHKのBSチャンネル減のため、ぼくの月イチ準レギュラー枠はおしまい。どうもありがとうございました。
外国人が日本をどう見ているか。合計で80本ほど出演しましたが、自分を映す鏡として、ずいぶん勉強になりました。
2006年、最初のテーマは「音」でした。エレベーターも自販機もしゃべってうるさい。けど掃除機は静か。セミが鳴くのは「声」であるが海外では雑音だからアニメ輸出時には消す。オノマトペが英語圏の3倍ある。など、そうなのか!ばかりだったことを今も覚えています。
はじめのころはマンガ、アニメ、ゲームなどコンテンツ、ポップカルチャーものが多かった。けれど話題はどんどん広がり、何年たっても外国人から提案されて、尽きません。
「麺」や「丼」、「ラーメン」など食に広がったのは当然でした。「コーヒー」や「ギョーザ」はぼくが提案して番組化しました。
でもそれを超えて、「出会い」や「コミュニケーション」、「子育て」や「ボランティア」もクールって評価は驚きでした。
日本はダントツの「水族館」大国で、人が住んでるところにこれほど「雪」が積もる国もなくて、「ブカツ」は国際語になっていて、「マッサージ」はあんまや指圧とは違う、なんてことも番組で学びました。
めいめい好きなタイミングで好きなものを頼み、シェアして食べる「居酒屋」スタイルが欧米にとって実に新鮮な食事コミュニケーションであること。
日本の絵文字は目の形で表情を表すが海外は口の形であり、だからコロナでマスクしてても日本は表情の問題がないこと。
日本人はシャイであることを示そうと、カラオケマシンを街に持ち出したところ、意外にも外国人は誰も歌ってくれず、日本人はみんな即歌い始めた、そうか歌い好き・踊り好きだったのかと知ったこと。
そうなのか!
自分の国に持ち帰りたいものは?
中国人が「給食当番」と答える。アメリカもヨーロッパもアジアも、給食当番なんてものはなく、給食は大人がサーブする。日本の給食当番は、「おもてなし」を学ぶ教育システムなのだという。
そうなのか!
ブラジル人が「KOBAN」と答える。ブラジルにも警察はあるだろうと聞くと、ブラジルのポリスは住民に銃口をつきつけるやつらだが、日本はおばあさんも子供も気軽に道を尋ねられる安全安心システムだと言う。
そうなのか! (彼は帰国してKOBANの普及活動をした。)
あれこれ教えてもらいました。まだまだ掘り起こせる国です。自己肯定感の低いニッポン、これからも外国人にクールを掘っていってもらいましょう。







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