■Net デジタルサイネージジャパン2010
今回は、前回に比べて展示が大人しく見えました。突飛なプレゼンやなんじゃこりゃのモデルが影を潜め、そのかわり、実サービスやソリューションの提示が多かったと思います。つまり、サイネージがアイディアや企画段階から、実ビジネス・実利用段階へと、わずか1年でコマを進めているということなのでしょう。
機器、ハードウェアの試作品よりも、サービス、運用やソリューションの提案が多くなっていました。サイネージをどう構築するかというより、ユーザがサイネージを設置する場合、どのようなシステムでどのようなコンテンツを流すのが効果的かという具体例が示されていました。
また、NTTのフォトフレーム・システムに代表されるように、サイネージがネットワーク・メディアだ、という姿もハッキリしてきました。デジタルサイネージコンソーシアムの定義とは別に、ぼくはサイネージを「テレビ、パソコン、ケータイ以外のネットワークメディア」と呼んでいます。
だから、家庭のネットでつながったフォトフレームも、教室のLAN接続された電子黒板もデジタルサイネージ。だけど、街角にあるLEDでネット化されていないものはデジタルサイネージじゃない。いずれ全部ネット化されますので、潜在的サイネージとしておいてよいのですが、その性格がやっと浮き彫りになってきました。
基調講演はぼくと村井純さんと古川享さんという慶應レツゴー三匹。「街角に入り込むインターネットとデジタルサイネージの挑戦」と銘打って。ハイエンド(ヒルズ)からミドルエンド(JR、スーパ−)、そしてローエンド(商店)へと浸透し、次はパーソナルか?と目されるサイネージ産業。どう読む?
村井さんはIPTV、P2Pに移行する映像ネット技術から、パーソナルIDやインタラクティブ技術へと話を展開。古川さんは、日米英その他のデバイス、ソフト、サービス、ソリューション、コンテンツを固有名詞の速射砲で斬りまくる。
メディアとして、ビジネスとして、日本として、サイネージはどうなんでしょう。1時間という普通のパネルならダレる舞台は拡散に次ぐ拡散。どうにもまとまりません。やはり、いま一番おもしろい時期なのですね。
明るい光が向こうに見えているようでいて、業界は苦しんでいて、ビジネスモデルは確立せず、人材も不足しています。コンソーシアムができて3年。ヨーイドンの1年目、助走の2年目、今年はホップ。来年がステップで再来年がジャンプ。元気出して行きましょう。
今年のハイライト。デジタルサイネージアワード2010。
3部門。30社38作品の中から賞を選び、表彰しました。
1)コンテンツ部門
・漢字ファンタジア
乃村工藝社、NTTアイティ
・TOKYO GIRLS PARADE
バスキュール
・アサヒ飲料一番ドリップ
オリコム
2)システム部門
・ひかりサイネージ
日本電信電話、NTTアイティ
・最先端タッチパネルサイネージ
ピーディーシー、シティーバンク銀行、エイト
・有機EL極小ウェアラブルデジタルサイネージ
ビー・ユー・ジー
3)ロケーション部門
・社内サイネージからノウハウ蓄積
共同通信社、大日本印刷
・ユニカビジョンジングル「音を楽しむ」篇
ユニカ
・新型PS3×機動戦士ガンダム戦記 発売試遊イベント
バンテン、ソニー・コンピュータエンタテイメント
4)その他
・優秀賞
羽田空港太陽光ECO見える化サイネージ
丸紅テクノシステム
・特別賞
縦シネマ「檜原村滝めぐり」「再発見ヨコハマ」
立教大学
・アドビシステムズ賞
TweetBubbles
ピクルス
・インテル賞
2010サンフレッチェ広島開幕イベント
トライポット







0 コメント:
コメントを投稿