■iU☓ヤマハ:世界初ボカロ講座を開催
ボカロ文化と音楽プロデュースを体系的に学ぶ講座をiUとヤマハが共同で開講しました。竹芝にて。
ボーカロイドの基礎から実践、そしてMV制作・プロモーションまで。
次世代のクリエイターとプロデューサーを育成するねらいです。
https://www.yamaha.com/ja/news_release/2026/26041401/
講座は前・後期の2部構成で実施。
前期はボーカロイドの歴史や著作権の座学に加え、
VOCALOID:AIを搭載したソフトウェア「VOCALOID™6」を用いた楽曲制作などを学びます。
後期は受講生がチームを組み、ボカロPの楽曲に対してMV(ミュージックビデオ)のコンセプト立案からクリエイターへの発注、YouTubeでのプロモーションまでの実践型プログラム。
ボカロP楽曲を題材にした総合的なプロデュース体験は、世界でも類を見ない試みです。
講師はボカロPでありJASRAC理事も務めるねじ式さん、ボーカロイド開発者のレジェンド剣持秀紀さん、現ボーカロイドの企画・開発者の吉田雅史さん。ぜいたく。
iU客員教授のSOLAさんが企画した講座です。
高校生から社会人、プロのゲームクリエイターまで、幅広い受講生が集まりました。
ごあいさつ。
デジタルでイノベーションを起こす大学iUとしては、これを起点に、ボカロコースを本格化したい。
世界に誇るボカロはYAMAHAの発明で、日本が本場。その初講座は歴史的なこと。
みなさんは歴史の目撃者・証言者となります。
ぼくは60年前にヤマハ音楽教室に通った。熱心に通った。今も主題歌を歌えます。
その後、小中高、大学と通った。熱心ではなかった。
そいつが大学で学長を務めているのは、最初に音楽を習ったことが大きいかったのではないかと今になって感じています。
この講座がみなさんの人生に実りをもたらしてくれますように。
ヤマハ吉田さんによれば、ボカロは人の声を生楽器の代わりに使うものとして売り出したが、その後ボカロが主役になり、ボカロ音楽というジャンルもできた。ヤマハの想定を超えた進化・発展をみせたという。
2000年に研究開発を始めた剣持さんにしてみれば、初音ミクの登場が2007年。社内プロジェクト化、商品化、販売の苦労は並々ならないものだった。よくぞここまで。
ねじ式さんの実演は圧巻でした。キーボード、ギター、ベース、ドラムスの入力からボカロに至るナマ制作。音楽もプログラミングの時代だと言うけれど、やはりナマ楽器の演奏力が物を言う、という点を確認しました。
でも1曲つくるのにトラックを50~70使うんですって。70人のバンドメンバーを管理する、ってことですよねぇ。演奏力とプログラミング力があっても、その総合管理力はないなぁぼくには。
受講生からは突っ込んだ質問が相次ぎました。楽曲の制作だけでなく、ビジネスについても。楽曲の著作権管理はJASRACかNextoneのどちらがよいか。原盤権の管理はどうするの。収益化する際の、YouTube、ニコ動、Tiktok、インスタとx、プラットフォームごとの扱いの違いは何か。
JASRAC理事でもあるねじ式さんとしては平場では答えにくい。はずのこともズバズバやりとりしてくれたのは、クローズドな教室のよさです。
次は秋の後期、またお会いしましょう。
浜松から来られたヤマハさんの差し入れは、夜のお菓子うなぎパイ。




