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2012年1月12日木曜日

TED×Kids@Tokyo「未来の教室」

■TED×Kids@Tokyo「未来の教室」

  2011年 10月1日、「TED×Kids@Tokyo」にてプレゼンをしました。ヤノベケンジさん、原丈人さん、竹村真一さん、米倉誠一郎さんらと。ぼくのタイトルは「未来の教室」。2100年の教室を設計してみよう、というもの。
 トークをベタ打ちしておきます。  

・どこでもドアがあったとしましょう。
・100年前の外科医が今の手術室にやってきた。どうでしょう。立ち尽くすんじゃないでしょうか。当時とは医療技術が様変わりだから。
・100年前の事務員が今の先進オフィスに現れても同じでしょう。仕事はコンピュータとネットだから。
・じゃ、学校の先生は? たぶん何事もなく授業を始めるでしょうね。教えるスタイルや教室の環境はほとんど変わっていないから。
・ぼくが子どものころ、学校は先進地でした。テレビは家にあったけど、ピアノ、顕微鏡、プール、街で一番すてきなものがある場所でした。
・今はどうです?ゲーム機、薄型テレビ、ケータイ、家にあるすてきなものは学校じゃ使えないんじゃないですか? 学校のほうが遅れてはいませんか? 日本の学校を世界一の学びの場にしませんか?

・例えば2100年の教室を設計してみましょう。壁も床も天井も360度みな映像ディスプレイ。それが世界中とつながっています。それは技術的には今でもできます。
・海底の探検に出かけてみましょう。理科の授業。海の底を実体験できる。カニや貝を実際に触るような疑似体験もできる。
・海外の子どもたちとつながって一緒に音楽を作り、一緒に演奏する。それぞれ土着のリズムやメロディがあるから、楽しいでしょうね。
・子どもオリンピックもできるんじゃないですか?各国の子どもが映像でつながって、ヨーイドン。
・社会や歴史の勉強で、時空間を超えるってのもやってみたい。自分と同い年のおとうさん、おかあさんが画像で登場して、そのころの街に出かけて、一緒に学ぶ。技術的には2100年にはできそうです。

・でも一足飛びにそこまで実現するのはムリですね。ではどこから進めるのか?それは、デジタル教科書を実現することから。デジタル教科書。紙の教科書とは別の、コンピュータで学ぶ教材です。
・学校には電子黒板が導入されつつあるが、さらに生徒一人ひとりもデジタル端末を持ち、インターネットでつながって学ぶ環境を整備するところから始まります。ランドセルがデジタルになるというイメージですね。一人一台のコンピュータと、インターネットと、デジタル教科書。
・するとどうなるのか? おもしろくて、つながって、べんり、になります。
おもしろい。教科書がゲームのようになる。楽しい。そして自分で映像も音楽も作れるようになるので、創造力や表現力を養うことができる。
・つながる。どこに住んでいても、ネットで世界最先端の、最新の知識を得られる。先生と生徒みんながつながって、教え合ったり学び合ったりする。さらに、家や地域ともつながって、教室や学校をオープンにする。
・べんり。何度も繰り返し練習できる。自分のペースに合った教材が配信され、進んでる子はどんどん先に進める。採点や成績管理など先生の仕事も自動化される。

・全ての子どもがデジタル端末で学ぶ環境。政府は昨年、2020年を目標に実現することを閣議決定しました。いま6.6人に一台という状況なので、一人一台への道は険しい。
・しかし世界はもっと早く動いています。韓国は2013年には小学生全員のデジタル教科書を達成する見込み。日本とは7年の差ができてしまうんです。
・南米ウルグアイは既に2009年に達成しています。全ての子どもが使っているこの端末は、
・MIT、マサチューセッツ工科大学が開発した$100ドルパソコン。世界35か国130万人の子どもたちが使っています。
・これはその最初の設計図、2001年に描かれたものです。実はこれはアスキーという会社を創業した西和彦さんと私のチームが作りMITに提案したものなんです。日本から提案されたものが世界的プロジェクトに育った。しかし日本はその10年間、動かなかったんです。
・しかしやっと昨年、政府も動きだした。そこで民間も、ということで産業界に呼びかけ協議会を作り、120社の企業と、全ての子どもがデジタルで学べる環境づくりに動き出しました。
・私が事務局長を務め、現場の先生含めさまざまな方に協力をいただいています。政府の目標は2020年ですが、私たち民間としては5年前倒しして、2015年には達成したい。

・紙をなくそうとしているわけではありません。紙には紙の、えんぴつにはえんぴつの良さがあります。そこにデジタル端末も導入して、アナログとデジタルの両方を使いこなそうということ。
・江戸時代の寺子屋は、いろんな年齢の子が、個別の進み具合に応じて、教え合い、学び合っていました。それをデジタルの力で復活させる、ということかもしれません。
・でも、反対の声もあります。田原総一朗さんは「デジタル教育は日本を滅ぼす」という本を書きました。画一的で正解だけを求める、先生が不在の授業になるというんです。
・逆なんです。ツイッターなどをしているかたはよくおわかりのとおり、ネットの世界は画一どころか多種多様なひとがいて、正解のない問題を話し合う創造的な世界に飛び出すってことでしょ。
・先生はいらなくなるどころか、教えるだけじゃなく生徒どうしの考えを交換させるコーディネイターの役割も担う、ますます大事な存在になるんです。
・そんな話をしたら、田原さん、よくわかった、そう言って今やぼくらのアドバイザーとして推進役となってくれてます。話せばわかってもらえるんですが、まだ実態や成果に乏しいからそういうことになるんですね。

・既にデジタルの機材や教材を使っている学校もあります。ケータイで授業やってるところもあります。当たり前ですが、生徒も先生も、使ってみれば、もっと使いたい使わせろという声が圧倒的。
・だから、いま最大の課題は、教材や授業を開発して、先生や子どもたちに使ってもらって、成果を生んでいくこと。デジタルに触れてもらうこと。子どもたち にケータイ持たせるな、なんて行ってる場合じゃない。そのために、政府も、われわれ民間団体も、全国の学校で実証研究を進めています。
・いまごらんいただいているのは、そうした課外活動を一堂に集めたイベント「ワークショップコレクション」。毎年、慶應のキャンパスで開催しています。
・私は、100ドルパソコンをMITに提案したあと、2002年にNPOを日本で作り、子どもたちがデジタル技術で創造力・表現力を高める活動を全国展開しています。
・地域の新聞を作る、アニメを作る、音楽を作る、ロボットを作る。日本の子どもたちにそういうことをさせると、世界最高水準です。元気のない日本がいま世界に誇れる力は、実は、若い世代のクリエイティビティーなんですよ。
・マンガよんでアニメみてゲームやってケータイいじってる。あれは実は、世界がデジタル社会に移行することに向けて鍛えているってことなんですよ。実は。
・今年2月に開催した際には2日で6万2千人が参加しました。世界最大の子ども創作イベントです。日本はこういう活動の本場なんです。
・新しい技術で子どもたちの創造力やコミュニケーション力を高めたいと思う保護者が多い。需要は多いんです。
・でも、供給が不足しています。子どもたちに世界一の教育環境を整えてやりましょうよ。彼らは必ず使いこなして行ってくれますよ。
・復旧に向けて、道路や橋を建設することも大事です。しかし、復興に向けて、いや100年後の発展に向けて、子どもたちの世代に投資する。それが我々世代の宿題だと思います。

1 件のコメント:

  1. 学校では学歴偏重で成績重視から受験競争と、明けても暮れても競争の生活がのしかかってきます。
    このような競争の社会にしたのは資本主義体制による処が強く、その根本は闇の勢力が仕掛けていると言われます。
    闇の勢力は人類を支配・統治しコントロールしてお互いを競争とか、戦争をさせて世の中に流通する資金の量を増大させて、彼らのグループは億万長者で私的な銀行(米国FRBを始め、日本銀行など各国の中央銀行)を通して違法にも皆さんの富を搾取してきたのです。
    近い内に衰退した闇(ダーク)の残党勢力の組織を葬り去させ人類の支配・統治を終わらせます。
    皆さんは闇の勢力による支配と富の搾取から解放されて学問・教育制度は根底から変革が始まります。
    高次元の神聖で偉大な知識と英知の領域に基づく教育は、人間の尊厳を回復し人間性を高める、「加速ホログラフィック学習法」と言う新しい世代の子どもたち用の教育に用いられます。
    これまでの学校と教育方法に置き換わる新しい有効なテクノロジーがこれから現れることになり、その詳細は今年後半から来年にかけて明らかになります。

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